30代で経理へ転職するとき、どの転職エージェントを利用すればいい?
経理の転職では、優良企業の求人を紹介してもらうために、転職エージェントの利用が必須となっています。
しかし、転職エージェントの数はかなり多く、どこの転職エージェントを利用すればよいか迷うこともあります。
特に、30代の経理の転職では、転職エージェントの選び方によって、転職成功率は大きく変わってきます。
そこで今回は、
30代で経理へ転職を目指す人向けに、オススメ転職エージェントを5つに厳選してご紹介します。
★30代が利用すべき経理の転職エージェント比較表
MS-Japan | SYNCA | doda(デューダ) | リクルートエージェント | JACリクルートメント | |
運営会社 | 株式会社MS-Japan | 株式会社WARC | パーソルキャリア株式会社 | 株式会社リクルート | 株式会社 ジェイエイシー リクルートメント |
経理公開 求人数 ※この他 非公開求人あり | 約2,100件 | 約200件 (ほか非公開求人多数) | 約3,900件 | 約2,400件 (非公開4,000件) | 約650件 (ほか非公開求人多数) |
拠点 | 東京、横浜、名古屋、大阪 | 東京・大都市圏 | 全国 | 全国 | 東京、北関東、横浜、甲信越、 名古屋、静岡、大阪、京都、 神戸、広島、岡山 |
特徴 | 上場企業を中心に、 幅広く経理の求人を保有 | IT系やベンチャー企業の 経理の転職に強い | 日本トップレベルの人材紹介会社 あらゆる業種の経理求人を扱う | 求人数No1 日本トップの転職エージェント | 年収500万円以上の経理求人が多い |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
今回の記事では、30代向けの5つの転職エージェントについて詳しく解説していきます。
ご紹介する転職エージェントは、
- 実際に、私も30代で転職したときに利用したエージェントです。
- また私自身、採用側として利用している転職エージェントです。
これから経理へ転職したいと考えている30代の人は、ぜひチェックしてください。
☞この記事の解説者:経理部IS
・経理の転職6回を経験
・元プライム上場企業の経理部長
・20社以上の転職エージェント利用経験をもとに解説してきます。
30代で経理へ転職するなら、転職エージェント「doda」へ登録
経理へ転職を目指す方が、まず最初に登録すべきエージェントは、doda(デューダ)です。
dodaは、業界ではトップクラスの転職エージェントです。
経理含め、多数の求人を保有しています。初めての転職する人にもオススメです。
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Contents
30代経理の転職エージェント【選び方】
経理へ転職する際、転職エージェントを利用するのは、今や当たり前となっています。
しかし、転職エージェントは数多くあり、経理の転職では、どのエージェントを利用すればよいのか迷ってしまいます。
そんなエージェント選びに悩んだときは、転職エージェントの特徴から選んでみましょう。
経理の転職で利用するエージェントは、それぞれ特徴が異なります。
異なる特徴を理解してエージェント利用すれば、転職成功がぐっと近づきます。
ここでは、各エージェントの特徴について詳しく見ていきます。
経理の転職エージェント3つの特徴
・経理に特化した転職サービスを提供しているエージェント
⇒経理特化型
・あらゆる業界、職種の経理の求人を扱うエージェント
⇒総合型
・年収アップを目指せる、ハイクラスの求人を多く扱うエージェント
⇒ハイクラス型
このように転職エージェントによっても、それぞれ特徴があります。
例えば経理特化型のエージェントは、経理の転職に特化したサービスや、ほかでは扱っていない経理の求人を紹介してくれます。
またハイクラス型の転職エージェントは、大手企業や上場企業、その子会社といった年収が高めの企業の経理の求人を多く扱っています。
さまざまな経理の求人に応募して選択肢を広げるには、特徴が異なるエージェントを併用して、それぞれが扱う求人に応募するのがおすすめです。
(応募できる求人が増えれば、それだけ選択肢も広がり、経理への転職成功も高まります)
特徴が異なる転職エージェントに複数登録して、使い分けして利用しましょう。
それぞれ特徴が異なる転職エージェントを、合わせて利用するのがオススメ!
ここからは、特徴が異なる経理向けの転職エージェントを解説していきます。
経理特化型の転職エージェント
経理特化型の転職エージェントは、幅広い業界の経理と管理部門の求人を専門に扱っています。
会計事務所や税理士事務所といった、会計業界の求人も扱っている場合があります。
経理特化型の転職エージェントは、
- 経理など管理部門の求人紹介に特化している
- 求人は、大手上場企業からベンチャーの経理まで幅広い
- 事業会社のみならず、会計事務所などの求人も扱っている
このように、求人のメインが経理であるところが大きな特徴です。
この経理特化型・経理の転職エージェントで特にオススメなのが、
この2つとなります。
MS-Japan(経理特化型)
MS-Japanは、経理などの管理部門に特化した転職エージェントです。
管理部門の人材紹介に特化していることから、担当者も経理の仕事に精通しており、手厚いサポートを受けることができます。
MS-Japanの特徴
- 経理や人事・総務・法務といった、バックオフィスの求人を専門に扱っている
- 担当者が経理に関する仕事内容を理解している
- MS-Japanは、求人を出す側の上場企業からの知名度も高い
- 「公認会計士・税理士など」の資格を有する人の求人の扱いも独占状態
- 経理の求人は、未経験可から管理職まで幅広く保有している
MS-Japanの運営会社
・東証プライム上場 株式会社MS-Japan
MS-Japan拠点
東京 横浜 名古屋 大阪
(大都市圏の求人がメインです)
MS-Japanは、管理部門に特化しているという強みを生かして、他の転職エージェントにはない非公開求人の経理求人も多く扱っています。
非公開の経理求人の応募をするためにも、MS-Japanへ登録は必須です。
最近では、求人を出す企業側にもMS-Japanが広く知れ渡っています。
そして、経理の求人を出すときは、最初にMS-Japanにお願いするという流れができています。
こうした理由からも、MS-Japanには多くの経理の求人が集まります。
MS-Japanは、
・経理スタッフ、プレイングマネージャー、管理職まで幅広い経理の求人をそろえています
・税理士や会計士の求人も多く保有しています
・会計事務所の求人も多く保有しています
このような特徴があることから、会計税務の仕事に携わりたい人は、ぜひチェックしてください。
特に、30代がメインとなる、
・経理スタッフ
・プレイングマネージャー
といった求人も多く扱っていますので、30代の経理転職者は必ず登録しましょう。
MS-Japanを利用し、複数社内定をいただきました。
また、MS-Japanは経理未経験可の求人も多く保有しています。
そのため経理未経験者も、求人を紹介してもらえる可能性があります。
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参考記事:経理の転職エージェント【MS-Japan】評判と体験談|転職6回経理マンがすべて解説
SYNCA(経理特化型)
SYNCAは、経理を中心に管理部門の転職に特化したサービスを展開しています。
そして、このSYNCAと他のエージェントの大きな違いは、
・ベンチャーやIT系企業の経理求人に強い
・従来の転職サイトと転職エージェントを合わせた新しいサービスを提供している
というところです。
SYNCAの特徴
- 経理などの管理部門に特化している
- 上場ベンチャー、上場準備(IPO)企業、スタートアップ企業の求人が多い
- 他にはない、優良ベンチャー企業の経理の求人を多く保有している
- 自分の転職市場価値の判断ツールを提供するなど、新しいサービスを展開している
- 従来の転職サイトと転職エージェントを掛け合わせた、新しいタイプの転職サービス
SYNCAの運営会社
株式会社WARC
2017年設立の会社で、事業会社のCFO経験者・公認会計士や大手コンサル出身者が、社員として事業に関わっています。
M&Aアドバイザリー事業も展開している、管理部門の専門家集団とも言えます。
SYNCA拠点
東京(求人は主に首都圏がメインです)
SYNCAは、2017年からサービスを開始している比較的新しい転職エージェントです。
他のエージェントと差別化を図っていることもあり、転職者からの支持も年々増加しています。
転職エージェントといえば、担当者から求人を紹介され、その中から求人に応募するという流れになっています。
しかしSYNCAでは、
・転職サイトと同様に自分から求人を探す
・さらに企業側からのスカウトを受ける
・求人応募後の転職活動中には、エージェント同様に、担当者からフォローもしてもらえる
このように、転職サイトとエージェントの特徴を合わせたのがSYNCAのサービスとなっています。
またSYNCAは、
・CFO経験者・公認会計士や大手コンサル出身者が多く、
・ベンチャー企業やIT系企業とのつながりも深いことから、
SYNCA独自のベンチャー・IT系企業の求人を紹介してもらえます。
そのため、ベンチャーやIT系の経理へ転職を考えている人にとっては、外すことができない転職エージェントとなっています。
特にIT系上場企業の経理求人も多く扱っています!
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※参考記事:【転職サービスSYNCA】経理転職者が評判・口コミと体験談をすべて解説
総合型 経理の転職エージェント
総合型の転職エージェントとは、業界・職種を特定せず、あらゆる経理の求人を扱っている転職エージェントです。
総合型の転職エージェントは、
- 大手上場企業が転職エージェントを運営
- 求人は大手上場企業、上場子会社、ベンチャーまで幅広い
- 業界・職種さまざまな求人をそろえており、求人数は多い
といった特徴があります。
そしてこの総合型・経理の転職エージェントでオススメなのは、
この2つとなります。
dodaデューダ(総合型)
doda(デューダ)は総合型の転職エージェントで、30代で経理へ転職をする人は、まず最初に登録をオススメします。
私も転職活動では、まず最初にdodaに登録しました。
dodaは、リクルートエージェントに次ぐ日本最大手の転職エージェントで、経理の求人数も多く、
転職者のサポート(履歴書などの添削や模擬面接)
といった転職者向けサービスにも力を入れています。
doda(デューダ)の特徴
- 求人数は日本でもトップクラス
- 経理の求人は、上場企業からベンチャー、スタートアップ企業まで幅広い
- 20代から40代対象の求人が多い
- 担当者の応対が非常に丁寧
- 履歴書添削や模擬面接などのサービスが充実している
doda(デューダ)運営会社
・パーソルキャリア株式会社(東証プライム上場 パーソルホールディングスグループ会社)
doda(デューダ)拠点
北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡
(全国の求人を網羅している)
dodaの運営会社は、東証プライム上場パーソルホールディングスのグループ会社です。
運営会社が上場企業のグループ会社であり、サポートも安心です。
さらに求人も、大手企業からベンチャー上場まで、あらゆる分野の優良企業の経理求人を紹介してくれるのも特徴の1つです。
また、ブラック企業の求人を極力排除していることもあり、明らかにオカシイ企業の求人がないのも安心の一つです。
特に初めて経理への転職をする方には、求人が多く、履歴書添削などのサポートも無料で行ってもらえるdodaへ登録することをオススメします。
私は、履歴書添削と、模擬面接のサポートを利用しました。
自分の問題点も指摘してくれ、質の高いサポートで転職に役立ちました。
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※参考記事:転職エージェントdoda(デューダ)の評判と体験談|転職6回の現役経理マンが解説
リクルートエージェント(総合型)
リクルートエージェントは、日本最大手の人材紹介会社であるリクルートが運営している、総合型転職エージェントです。
経理に限らず転職を目指す方は、登録必須のエージェントと言えます。
リクルートエージェントの特徴
- 日本でトップクラスの求人数!
- 経理の求人は、超大手企業・上場企業からベンチャー企業まで幅広く保有
- 転職エージェントとしての知名度は一番!
- 年収600万を超える求人も豊富にそろえている
リクルートエージェントの運営会社
・東証プライム上場 リクルートホールディングスグループ
リクルートエージェント拠点
北海道、宮城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡
(全国の求人を網羅している)
リクルートエージェントの運営会社は、東証プライム上場リクルートホールディングスグループのリクルートです。
誰でも知っている人材紹介会社であるリクルートが、転職エージェントサービスを提供しており、利用する側としては不安はありません。
知名度が高く、超大手の上場企業から、ベンチャーまで幅広い企業が、リクルートエージェントに求人を出しています。
そして、求人数は日本でもトップクラスです。
さらに、リクルートエージェントでは、年収600万円超える経理の求人も多く取り扱っています。
30代からの転職では年収面も気になるところですが、年収が高い求人も経理の求人も扱っていますので安心です。
求人については、同じ総合型であるdodaと一部求人が被る場合もあります。
しかし、リクルートエージェント独自の非公開求人も扱っていますので、dodaと併用することをオススメします。
私は、リクルート・doda双方を使い分けて、転職活動を進めました。
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参考記事:リクルートエージェントは経理の転職で利用すべき?経理転職者が評判・体験談を全解説!
ハイクラス型 経理の転職エージェント
ハイクラス型の転職エージェントとは、年収600万円を超える求人をメインに紹介してくれる転職エージェントです。
ハイクラスの中でも、
・経営者・部長クラスの求人を専門にしているところもあります。
・一般職やプレイングマネージャークラスの求人をメインに扱っているところもあります。
今回ご紹介する、ハイクラス型の転職エージェントは、
- 30代向けの年収600万円以上の求人を扱っている
- 担当者やリーダークラスの経理職求人も扱っている
- 上場企業が運営しており、安心して利用できる
- さまざまな業界の経理求人を紹介してもらえる
といった転職エージェントになります。
30代でオススメなハイクラス型の転職エージェントは、
この1社は外せません。
JACリクルートメント(ハイクラス特化型)
JACリクルートメントは、600万円以上の年収を目指す人向けの転職エージェントです。
30代で、転職を通じて年収をアップさせたい人は、ぜひ利用してほしいエージェントです。
JACリクルートメントの特徴
- 質の高い、年収高めの求人案件が圧倒的に多い
- 担当者の質が高く、対応が丁寧
- あらゆる業界の経理の求人を扱っている
- 基本は、30代から50代の転職をターゲットにしている
- 外資系の求人も多く扱っている
JACリクルートメントの運営会社
・東証プライム上場 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント
JACリクルートメント拠点
東京、北関東、横浜 山梨、長野、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、広島、岡山
(求人は全国対象、特に大都市圏の求人が多い)
JACリクルートメントは、東証プライム上場企業であり、国内企業のみならず外資系企業の転職にも強い転職エージェンです。
さらに担当者の質が高く、転職を通じて年収をアップするためのフォローが充実しています。
なお経理の求人は、
・大手上場企業やその子会社
・上場を目指す上場準備企業
・外資系の経理
といった、年収アップを目指せる経理の求人を多く扱っています。
今まで身につけてきた経理経験を生かし、さらにスキルアップ・年収アップを目指したい方は、JACリクルートメントを利用する価値があります。
私も転職の際、何度もJACリクルートメントを利用しました。
そして年収アップに成功しています!
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関連記事:転職エージェント【JACリクルートメント】評判と体験談をすべて解説!
転職エージェントを利用するメリット
30代で経理へ転職を目指す場合、転職エージェントを利用することで多くのメリットを受けられます。
転職エージェントを利用するメリット
- 効率よく経理の求人を紹介してもらえる
- 転職時の交渉・調整対応を代行してくれる
- 履歴書添削や面接練習ができる
効率よく経理の求人を紹介してもらえる
転職エージェントでは、複数人の転職サポートを経験してきた担当者が、転職希望者のキャリアをチェックして、転職できる可能性がある求人を選んでくれます。
転職エージェントの担当者は、事前に転職希望者と面談を実施して、転職についての希望・要望などを聞いてくれます。
そのため、紹介してもらえる求人のミスマッチが起きにくい点がメリットとなります。
一方、よくある転職サイトでは、数多くある求人の中から1件ずつチェックして、自分で求人を選ばなければなりません。
転職エージェントで保有している経理の求人数はかなりの数になります。
その中から、1件ずつ自分に合うのを探すのは効率が悪いといえます。
その点、転職エージェントを利用すれば、求人の選択を担当者が行ってくれますので、効率よく転職活動ができます。
経理の非公開求人を紹介してもらえるメリットもあり
また、求人を出す会社側の中には、採用していることを公にしたくないとして、求人を非公開にしている場合もあります。
転職エージェントでは、そういった非公開求人も利用者だけに紹介してくれます。
大手上場企業や優良企業は、求人を非公開としてる場合も多いのが実情です。
そして、転職エージェントを利用すれば、非公開求人に応募できるのも大きなメリットです。
転職時の交渉・調整対応を代行してくれる
転職エージェントに登録すると、担当者がついて転職のフォローをしてくれます。
具体的には、
- 求人応募の手続き
- 面接のスケジュール調整
- 内定後の年収や入社日の条件交渉、現職の退職手続きアドバイス
などといった、転職では欠かせない作業を行ってくれます。
このような手続きは、意外と時間がかかりますが、これをすべて転職エージェント側でやってくれることで、効率よく転職活動ができるのがメリットです。
特に、年収面などの条件交渉は、自分で行うにはハードルが高いので、転職事情に詳しい転職エージェントの担当者に対応してもらえると助かります。
また、一定の経理スキルを持っているような人は、転職エージェントより企業へ推薦状を提出してもらえる場合もあります。
推薦状では、
・仕事において一定のスキルあり、
・エージェント側としても、採用して欲しい人物である
といったお墨付きを与えていることになるので、採用にも大きな影響を与えます。
今回ご紹介している転職エージェントでは、しっかり転職者のスキルを見て、推薦状を書いてくれるので安心して利用できます。
実際に私も、推薦状を書いていただき、転職活動を有利に進めることができました。
履歴書添削や面接練習ができる
転職エージェントでは、自分が書いた履歴書や職務経歴書の添削サービスを行ってくれます。
履歴書や職務経歴書については、採用側目線で転職エージェントが添削してくれますので、書類選考に通過しやすい書類を作成することができます。
また、転職経験が浅い人にとっては、面接に不慣れなため、実際に面接で上手く回答できず採用にいらない場合もあります。
そのようなときは、転職エージェントで開催している「模擬面接による面接練習」を活用して、面接に慣れることもできます。
転職エージェントでは、転職の成功を目指すためのサービスが充実しているところが大きなメリットになります。
転職エージェントのサービスを利用して、転職成功を目指しましょう。
転職エージェントのデメリット
転職エージェントには、デメリットもあります。
転職エージェントのデメリット
- 希望と違う求人が紹介される
- 担当者と合わない場合がある
希望と違う求人が紹介される
転職エージェントの担当者と事前に面談をしているため、自分の希望に合いそうな求人を紹介してもらえます。
しかし、紹介してもらえる求人は、転職エージェントとつながりのある企業の求人だけであり、「自分が思っていたのとは違う・・・」といったことも発生します。
転職エージェントにもそれぞれ特徴があるため、紹介してもらえる求人の内容も異なります。
自分の希望する求人が紹介されない場合は、その転職エージェントの担当者にそのことを伝えましょう。
担当者とのコミュニケーション不足により、希望に合わない求人が紹介される場合もあります。
しっかりコミュニケーションを取って、自分の希望を担当者に伝えることが重要です。
また、年収面で希望にそぐわない求人が紹介されることもあります。
年収については自分の希望と、自分の持っているスキルや経験とで合致しない場合もあります。
年収面で合わない求人が紹介されるような場合は、まず担当者へ問合せしてみましょう。
実際の自分の転職市場価値を担当者へ質問し、求人の年収が適正かどうか確認することをオススメします。
エージェント担当者は、第三者目線で自分の正しい転職市場価値を教えてくれますので、どの程度の年収が適正かを知ることができます。
年収面で希望と違う求人が紹介される場合、
自分の転職市場の価値がどれくらいなのか?担当者へ確認しましょう。
担当者と合わない場合がある
転職エージェントの担当者によっては、自分と合わない、
(思っていた程のサポートをしてもらえない、話がうまくかみ合わない等)
といったこともあります。
人との付き合いである以上、合わない担当者というもの出てくるでしょう。
そうした場合は、担当者を変更してもらうという方法もあります。
担当者とコミュニケーションをとってきたつもりでいたが、希望通りの対応をしてもらえない状況が続くようなら、思い切って担当者変更をお願いすることも重要です。
転職を成功させるためには、転職エージェントの担当者の能力も重要です。
自分と相性が合う担当者、サポートをしっかり行ってくれる担当者と転職活動を進めるのが、転職成功の近道となります。
転職エージェントにもデメリットがあることを理解したうえで、利用しましょう。
30代が転職エージェントを利用するポイント
30代で経理へ転職を目指す場合には、転職エージェントの利用は必須です。
そして、その転職エージェントを利用するときのポイントは3つあります。
転職エージェントは使い分けして利用する
転職エージェントは、複数利用していいの?
転職エージェントを利用する人の中には、複数のエージェントを同時に利用するのはいいのか?といった疑問を持つ人もいるかと思います。
結論、「できるだけ複数の転職エージェントに登録して、利用してください」
転職エージェントは数多くありますが、それぞれ特徴が異なります。
今回ご紹介した転職エージェントも、
- 経理特化型
- 総合型
- ハイクラス型
といった特徴がありました。
転職エージェントはそれぞれ得意分野があり、紹介してもらえる求人も異なります。
1社よりも、複数のエージェントに登録していれば、それだけ紹介してもらえる求人も増えますので、転職できるチャンスも広がります。
複数ある転職エージェントでも、今回ご紹介しているエージェントは、
・信用性が高い上場企業が運営している大手エージェントや、
・実際に私自身も利用した経験があるエージェント
ですので、安心して利用をオススメします。
(大手転職エージェントの求人は、できるだけブラック企業を排除している点で安心です)
経理に転職するには、まず今回ご紹介した複数の転職エージェントに登録して、転職活動してみましょう。
私は5つ以上の転職エージェントに登録して、転職を成功させました。
※参考記事:経理の転職ではエージェントを併用すべき!|経理の転職経験者が理由を解説
転職エージェントから推薦状を書いてもらう
転職エージェントから、推薦状を出してもらえる場合もあるって聞いたんだけど。
転職エージェントから求人に応募すると、エージェント側で記載した推薦状が、履歴書に添付されて提出される場合があります。
この推薦状には、転職希望者との面談を踏まえ、
- 転職理由の詳細
- 面談から感じた人物像、印象
- 転職希望者のスキルの補足
- 転職エージェントが推薦する理由
などが記載されます。
推薦状には、履歴書や職務経歴書だけでは伝わらない人物像などの情報が記載されているため、企業側としても必ずチェックします。
意外とこの推薦状が、書類選考通過に影響する場合もありますので、重要なものと考えてください。
転職エージェントから求人に応募する場合で、特に第1希望の企業への応募するときは、推薦状を書いてもらえるのか?確認することもオススメします。
そして、転職エージェントから推薦状が提出される場合は、その内容も確認しましょう。
確認する理由は、もし的外れな記載があった場合に、修正してもらうためです。
推薦状の内容が、書類選考に影響を与える場合もあります。
推薦状の「提出有無」、「記載内容」は、求人応募前にチェックしておきましょう。
採用側としても、推薦状は必ずチェックしています。
転職エージェントの推薦状は、転職でも重要なポイントになります。
転職エージェントの利用は無料
転職エージェントって無料で利用できるの!?
転職エージェントを利用したことがある人は、既にご存じかと思いますが、転職希望者が転職エージェントを利用する場合は、すべて無料です。
転職エージェントは、転職希望者を企業へ紹介し、その紹介者が採用されることになったら、成功報酬として手数料を受け取るというビジネスを行っています。
そのため、転職希望者から料金を受け取ることはありません。
また、法律でも「転職希望者からは手数料を徴収してはならない」と規定されており、基本転職エージェントの利用は無料となっています。
転職エージェントは無料で利用できるので安心です。
有料の転職サポートサービス利用も検討
転職エージェントのほかに、転職成功ために有料でサポートするサービスもあります。
具体的には、
履歴書等添削 |
キャリアプラン相談 |
ヘッドハンターからのスカウト (非公開求人の紹介) |
面接対策フォロー |
企業研究のフォロー |
といった、転職成功のために特化したサービスを提供してくれます。
とくに、転職サービスで有名なビズリーチでは、
・経験豊富なヘッドハンターに、直接転職相談ができたり、
・ヘッドハンターからのスカウトがあったり、
有料ならではの、転職サポートを受けることができます。
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また、30代向けの転職支援サービスを提供している、ポジウィルキャリアでは、
専属トレーナーが付いて、1対1で、
・履歴書添削から面接練習のコーチング
・求人の選び方
・将来のキャリアプラン
といった、転職に関する悩み相談をすべて引き受けてくれます。
転職をゼッタイに成功させたい、転職に不安があるといった方はこういった転職フォローのサービスの活用も検討してください。
確実に転職を成功させたい場合には、有料の転職支援サービスを使うことも検討しましょう。
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※関連記事:有料の転職相談・支援サービスを徹底解説!|転職6回経験者が使い方をアドバイス!
転職エージェントの利用手順
転職エージェントに登録した後は、次の利用手順に従って転職活動を進めていきます。
①転職エージェントへ登録
まずは、各転職エージェントのホームページへアクセスし、Web上で必要事項を記載のうえ、登録手続きを行います。
登録手続きの際、履歴書や職務経歴書の提出が必要となる場合もあります。
この履歴書や職務経歴書は、登録後に転職エージェントが提供している「ひな型や自動作成ツール」を使って作成することもできます。
事前に「ひな型や自動作成ツール」が使えるか確認しましょう。
転職エージェントが提供している「ひな型や自動作成ツール」などを使った履歴書等の書き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひチェックしてみてください。
※参考記事:転職エージェントの履歴書・職務経歴書の添削サービスは利用すべき?
②転職エージェント担当者からの連絡
転職エージェントへの登録後、担当者よりメール(電話)で連絡が来ます。
その後、転職エージェントのオフィスへ訪問し、担当者と面談を実施します。
(地方の方や、現職の仕事で都合がつかない場合は、Web会議での対応もできます)
面談時に、自分が希望する業界、仕事内容および年収条件といったことを、担当者へ伝えます。
※関連記事:経理の転職では、転職エージェントとの面談が重要!面談で話すべきことを全解説
③求人が紹介される
転職エージェントの担当者との面談後、自分の希望職種や業界、年収などに合わせた求人を担当者が紹介してくれます。
最初、紹介される求人は5~20件程度であり、その後も随時、求人がメールなどで送られてきます。
④履歴書・職務経歴書を確認する
求人応募で提出する「履歴書・職務経歴書」は、この時点で既に作成されていると思いますが、ここで転職エージェントへ添削をお願いすることになります。
求人に応募する前に、書類選考に通過しやすいよう「履歴書・職務経歴書」をブラッシュアップします。
その際、転職のプロであるエージェントの添削を受けて、必要あれば修正を加えていきます。
⑤求人に応募する
紹介された求人の中から、応募したいと思う求人を選択します。
そのあと、転職エージェントの担当者に応募する求人を伝えます。
なお、求人への応募手続きは、すべて転職エージェントの担当者が対応してくれるため、応募に係る作業が省けるというメリットがあります。
※参考記事:経理未経験者が転職で狙うべき【4つの求人】現役経理部長が全解説!
⑥面接を受ける
希望する求人に応募したあとは、書類選考の結果を待ちます。
企業にもよりますが、早いところだと1~2日程度で選考結果が届きます。
書類選考を通過したあとは、面接の対応となりますが、そこでは面接希望日を伝えるのみで、あとの面接のスケジュール調整は、転職エージェントの担当者が対応してくれます。
面接を受ける前には、転職エージェントが準備している模擬面接などを受けて、面接に慣れておくことをオススメします。
※参考記事:経理未経験者が面接で聞かれる質問は?【面接対策を現役経理部長が解説!】
⑦内定後・退職手続き
面接を受け、無事内定が出たときは、転職エージェントの担当者が先方の企業と入社に向けた「スケジュールの調整」をしてくれます。
その時、給料交渉や入社日の調整も一緒に行ってくれます。
特に、年収面や福利厚生面の確認をする場合は、直接会社に問い合わせするのではなく、転職エージェントの担当者にお願いすることになります。
企業側との交渉も転職エージェントが対応してくれますので、効率よく転職ができます。
求人応募の手続きとスケジュール調整は、転職エージェントの担当者にお任せです。
その分、効率よく転職活動ができます。
30代の転職の動向について
ここでは、今の30代の転職状況を確認していきます。
転職エージェントdodaでは、転職活動の状況調査の一環として、直近の「転職した人の平均年齢」の調査を実施しました。
この調査からもわかるとおり、ここ数年は、転職成功者の平均年齢が上がっており、直近では全体で32歳が、転職成功年齢の平均となっています。
転職成功者の平均年齢が上がっているということは、30代での転職者が増えているとも言えます。
また、企業側としても、20代で仕事のスキルやビジネスマナーを身につけてきた社会人を、戦力として採用したいというニーズが増えていることも、転職成功者の平均年齢が上がっている理由の1つとなっています。
転職成功者の平均年齢が32歳というデータからもわかる通り、30代では転職に成功できる絶好のチャンスの年代です。
30代後半も転職は活発?
転職成功者の平均年齢が32歳と、年々上がってきていますが、30代後半の転職動向も気になるところです。
ここで、30代後半の転職動向を調査した、アンケート結果をみていきたいと思います。
出典:エンジャパン「2021年「ミドルの求人動向」調査」より
この調査では、35歳以上の人材を対象とした求人募集がどのように変化するのか、転職のプロである転職エージェントの担当者に対し、アンケートを行ったものです。
アンケートからも、30代後半の求人募集は増加する傾向にあることが予想されています。
30代の転職市場は、
・今、活発であり、
・求人も増えていく状況であること
・転職成功者も増えている状況であること
こうしたことから、今まさに転職のチャンスととらえることができます。
30代の転職者にとって、転職市場の動向は明るいと言えます。
まとめ
今回は、30代で経理に転職を目指す人に向けて、利用すべき転職エージェントを5つご紹介しました。
30代経理オススメ「転職エージェント5選」
転職エージェントは、それぞれ特徴があり、複数の登録をして使い分けしましょう。
そして、転職エージェントそれぞれの特徴を生かして、多くの求人を紹介してもらい、転職を成功のチャンスを広げましょう。
30代で経理に転職するときは、今回ご紹介した転職エージェントを利用して、ぜひ転職を成功を目指してください。