経理の転職では、転職エージェントを複数利用していいの?
どうやって転職エージェントを複数利用すればいいのだろう?
経理へ転職したい場合、一般的に転職エージェントを利用しますが、1つに絞って利用すべきでしょうか。
それとも複数利用すべきでしょうか。
結論は、同時に複数の転職エージェントを利用することをオススメします。
今回は、経理の転職エージェントを複数利用することについて、
・複数利用すべき理由
・何社くらい同時に利用すればよいか?
・複数利用する場合のメリットやデメリット
といったことについて詳しく解説します。
これから経理の転職エージェントの利用を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
☞この記事の解説者:経理部IS
・現役の東証プライム上場企業の経理部長です
・経理の転職エージェントの利用経験は20社以上
・経理の転職6回の経験をもとに、経理の転職エージェントについて解説します
Contents
経理の転職エージェントは複数利用がオススメ!
結論、経理の転職では、転職エージェントを複数利用するのがオススメです。
その理由は、複数利用することで、さまざまなメリットが受けられるからです。
たとえば、
- 応募できる求人数が増える
- それぞれの転職エージェントが提供している独自のサービスを受けられる
- 複数の視点からアドバイスを受けられる
などといったメリットがあります。
特に経理は専門職ということもあり、各エージェントがそれぞれ独自の経理の求人を扱っていることが多い状況です。
多くの経理の求人に応募し、転職先の選択肢を広げるためにも、経理の転職エージェントを複数利用する必要があります。
経理の転職エージェントを複数利用するメリットを享受すれば、経理転職への成功も近づきます。
エージェント複数利用は、転職成功への近道です!
経理の転職エージェントは何社利用するのがよいか?
経理へ転職するとき、転職エージェントは最低でも2社、できれば3社の利用をオススメします。
1つの転職エージェントで扱う経理の求人数には限りがあるため、転職先の選択肢も限定されてしまいます。
そこで複数の転職エージェントを利用し、応募できる経理の求人数を増やすことで選択肢を広げることができます。
選択肢を広げることで、希望する会社の経理へ転職できる可能性が高まります!
ただし、利用する転職エージェントを増やしすぎると、求人チェックや担当者との面談などの時間が増えてしまい、利用者の負担増となるため注意してください。
実際に転職者は、どのくらい転職エージェントを利用しているか疑問に思うところもありますが、アンケート調査では、2社利用が33%超・3社利用が26%超となっています。
アンケート調査からもわかるとおり、2社または3社の転職エージェントを併用している人が過半数を超えています。
特に経理の転職では、転職エージェントごとに扱っている経理の求人が異なることから、応募できる選択肢を広げるためにも、2~3社を利用するのがよいでしょう。
経理の転職エージェントを複数利用するメリット
経理の転職エージェントを複数利用するメリットは次のとおりです。
- 応募できる経理の求人が増える
- 相性のよい担当者に出会える機会が増える
- 各転職エージェントが提供している独自のサービスを受けられる
- 得意分野が異なる転職エージェントを使い分けることができる
- 多くの非公開求人の紹介が受けられる
- 複数の視点からアドバイスを受けられる
- どのエージェントも利用はすべて無料
応募できる経理の求人が増える
経理の転職エージェントを複数利用すれば、応募できる求人数が増えます。
応募できる求人数が増えることで、転職先の選択肢が広がり、自分の希望に見合う会社も探しやすくなるのが大きなメリットです。
また、経理の転職エージェントでは、それぞれ独自の経理求人を扱っていることも多い状況にあります。
それぞれが扱っている独自の経理求人に応募するためにも、経理の転職エージェントは複数利用したいところです。
相性のよい担当者に出会える機会が増える
経理の転職エージェントに登録すると、あなたの転職活動をフォローする担当者が付きます。
担当者は、経理の求人紹介・転職相談・面接サポートなどを行ってくれます。
しかし、悪い担当者に当たってしまうと、希望する経理の求人が紹介されなかったり、思い通りのサポートが受けられない場合もあります。
そこで複数転職エージェントを利用しておけば、1つのエージェントの担当者と相性が悪かったとしても、ほかのエージェントで相性のよい担当者と出会える機会があります。
経理の転職エージェントそれぞれで提供している、独自のサービスを受けられる
経理の転職エージェントでは、利用者が転職に成功してもらえるよう、さまざまな独自サービスを提供しています。
たとえば、経理の転職に特化している「ジャスネットキャリア」では、
・経理職の年収診断サービス
・経理の知識を強化するための動画研修「アカウンタンツライブラリー」
といったサービスを提供しています。
また、IT企業の経理の転職に強い「SYNCA」では、正式な面接前に企業の担当者とざっくばらんにお話ができる「カジュアル面談」を設定してくれるサービスも用意しています。
このように、各転職エージェントの独自サービス受けるためにも、複数利用することをオススメします。
※参考記事:【経理の転職サービスSYNCA】利用者が評判・口コミと体験談をすべて解説!
※参考記事:経理の転職エージェント【ジャスネットキャリア】経理マンが評判・口コミを全解説!
得意分野が異なる転職エージェントを使い分けることができる
経理の転職エージェントは、それぞれ強み・得意分野が異なります。
- あらゆる業種の経理求人をまんべんなく扱っている
- 特定の業界の経理の転職に強い
- 20代、30代の経理の転職に強い
- 会計事務所などの会計業界の転職に強い
などそれぞれ強み・得意分野があります。
複数利用によって、それぞれの転職エージェントが持つ強み・得意分野を生かして転職活動ができます。
例えば、企業の経理のほか、会計事務所への転職も検討する場合、
経理の転職に強いエージェントと、会計事務所の転職に強いエージェントを複数利用する
といったことで、自分の希望する転職先が見つかります。
自分の希望にあわせて、経理の転職エージェントを使い分けしましょう!
※参考記事:【経理の転職エージェントMS-Japan】評判と体験談を転職6回経理マンが全解説
※参考記事:経理と会計事務所の転職に特化のHUPRO(ヒュープロ)口コミ・評判は?|利用者が完全解説
多くの非公開求人の紹介が受けられる
経理の転職エージェントでは、他にはない独自の非公開求人※を扱っています。
- ※非公開求人とは
- ・社内の事情により、人材を募集していることを知られたくない。
・事業戦略上、競合他社に知られたくない。
・求人を公開する時間がなく、すぐにでも人材が欲しい。
といった理由により求人が公開されていないものをいいます。
この非公開求人は、企業から依頼された転職エージェントが独占することも多いため、見つけにくい貴重な求人です。
この貴重な求人を多く紹介してもらうためには、複数の経理の転職エージェントに登録する必要があります。
こうした非公開求人は、年収などの条件が良いもの、職場環境が良いものもが多い貴重な求人のため、複数の転職エージェントを利用して、積極的に非公開の経理求人を狙いましょう。
複数の視点からアドバイスを受けられる
経理の転職エージェントを複数利用することで、それぞれの担当者からさまざまなアドバイスを受けることができます。
例えば、
- IT業界の経理に詳しい担当者から、その業界の経理業務についてのアドバイスをもらえたり、
- 会計事務所の転職に詳しい担当者から、会計事務所に関する実情を教えてもらったり、
複数の視点から、経理の転職に関するアドバイスを受けられます。
転職の専門家から、さまざまなアドバイスをもらうことで、失敗しない経理への転職を実現することができます。
どのエージェントも利用はすべて無料
経理の転職エージェントの利用はすべて無料です。
無料な理由は、経理職を募集している企業が、転職エージェントに人材を探してもらうために手数料を支払っているからです。
転職エージェントのビジネスモデルは、
「転職者に求人を紹介し、その転職者が企業へ入社した時点で、採用した求人企業から成功報酬を受け取る」
というものであるため、転職者はすべて無料でエージェントを利用できます。
どの転職エージェントも無料で利用ができるため、まずは気になるところに複数登録してみることをオススメします。
試しに、複数のエージェントに登録してみて、そこから自分に見合うエージェントを2、3つ絞って利用することもできます。
経理の転職エージェントを複数利用するときのデメリット
一方、経理の転職エージェントを複数利用した場合、デメリットもあります。
- 異なるアドバイスを受けた場合、判断に迷う
- 紹介される求人数が多すぎて、どれに応募すればよいか迷う
- 各社とのやりとりに時間がかかる
異なるアドバイスを受けた場合、判断に迷う
経理の転職エージェントを複数利用した場合、それぞれの担当者より、
・どういった経理の求人に応募した方がよいか
・今後のキャリアについて
などのアドバイスを受けることができます。
このアドバイス内容、各エージェントの特徴によって異なることもあります。
例えば、
IT系の経理の転職に強い転職エージェントですと、IT業界を中心とした経理のキャリアについてアドバイスします。
一方、会計事務所への転職を得意としている転職エージェントでは、会計事務所も含めた将来のキャリアを提案してくることもあります。
このように、経理の転職エージェントを複数利用していると、異なるアドバイスを受け、結果自分はどうすればよいか判断に迷ってしまうこともあります。
その場合、
・最終的には自分がどうするか判断すること、
・担当者のアドバイスはあくまで参考とする。
といった気持ちを持って対応してください。
アドバイスは重要ですが、それだけで判断せず、最後は自分がしたいことを最優先して転職活動を進めましょう。
紹介される求人数が多すぎて、どれに応募すればよいか迷う
経理の転職エージェントを複数利用すると、紹介される経理の求人も利用数に応じて増えます。
紹介される求人が増えるということは、経理としての人材価値が高いと評価されていることでもあり、喜ぶべきことです。
しかし、紹介される経理の求人が多すぎると、求人チェックに時間を費やしてしまうことになります。
その結果、1件ごとの求人をしっかりチェックする時間が減り、自分に見合う求人を見逃すといったこともあります。
自分に見合う求人を逃さないためにも、事前に、
・上場経理か?非上場経理か?
・どの業界の経理希望するのか?
・最低条件(年収など)
を明確にしておき、経理の求人を取捨選択できるようにしましょう。
各社とのやりとりに時間がかかる
利用する転職エージェントが増えると、
・登録の手間が増える
・担当者との対応する時間が増える
といったことになり、やりとりに時間がかかってしまいます。
その結果、利用する側の負担が増えることになり、落ち着いて転職活動ができなくなってしまう…といったことにもなりかねません。
落ち着いて転職活動をしないと、焦って間違った求人選びをして、転職失敗の原因となります。
こうしたデメリットを回避するためにも、転職エージェントの利用数を3社程度に厳選することをオススメします。
経理の転職エージェントを複数利用するときの注意点
経理の転職エージェントを複数利用する場合、次のような注意点があります。
- 経理の転職エージェントを複数利用していることを隠さない
- 複数の転職エージェントから同じ求人に応募しない
- 選考スケジュールをしっかりと管理する
- 経理職へ転職するという思いを担当者へ伝える
- 情報の多さに戸惑わない
- 利用数を増やしすぎない
経理の転職エージェントを複数利用していることを正直に話す
経理の転職エージェントを利用していると、担当者から
「他に登録しているエージェントはありますか?」
といった質問を受ける場合があります。
このとき、他のエージェントを利用していれば、そのことを正直に伝えましょう。
加えて、他のエージェントで応募している求人状況についても、しっかり伝えてください。
その理由は、担当者が転職活動の状況を把握することで、選考の調整をするためです。
たとえば、
他の転職エージェントで既に最終面接まで進んでいたりすると、今応募している求人の選考日程を早めて、同時並行で選考が進むよう調整してくれます。
また、面接日が重ならないよう調整してくれたり、紹介する求人が被らないように対応してくれます。
複数の経理の転職エージェントを利用していたら、担当者の機嫌を損ねるのでは?と不安に思う必要はありません。
担当者も複数利用していることを承知の上でフォローしてくれますので、正直に状況をお話してください。
複数の転職エージェントから同じ求人に応募しない
経理の転職エージェントでは、同じ企業の求人が紹介される場合があります。
企業は、優秀な人材を確保するために複数の転職エージェントに求人を出すことも多くあります。
結果、複数の転職エージェントから同じ企業の求人が紹介されますが、その求人に応募するときは、1つの転職エージェントに絞ってください。
なぜかというと、企業は同じ人の応募が複数のエージェントからあると混乱してしまうからです。
複数のエージェントから応募があると、企業側は最終的にどこの転職エージェントとやり取りすればわからず、困ってしまいます。
企業側を困らせないためにも、複数の転職エージェントから同じ求人には応募しないでください。
選考スケジュールを自分でしっかり管理する
経理の転職エージェントを複数利用すると、応募する求人も増えます。
書類選考に通過すると企業側との面接回数も増えてきます。
そして、転職エージェントとのやり取りが増えると非常に忙しくなり、いつどの企業の選考があるかスケジュール管理が大変になります。
万が一、面接日を忘れていたといったことになったら、せっかくの転職チャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
このようなトラブルを回避するためにも、事前に選考スケジュールをしっかり管理しましょう。
転職スケジュール管理することで、選考日を忘れたり、同じ日時に選考が重なってしまうことを防ぐことができます。
経理職へ転職するという思いをエージェント担当者へ伝える
経理の転職エージェントの担当者とお話するとき、なぜ経理へ転職したいのか?その思いをしっかり伝えましょう。
経理をやりたいのに、その思いを曖昧にしてしまうと、転職エージェントの担当者も求人紹介に迷ってしまいます。
経理をやりたいという思いを伝えないと、人事や総務または全く興味のない職種の求人が紹介されてしまう可能性もあります。
加えて注意して欲しいのは、経理でも、
・上場企業がいいのか?
・規模が小さい企業でもいいのか?
・どの業種の経理がいいのか?
こういった希望を明確にして、転職エージェントの担当者へ伝えてください。
経理ならなんでもいい、ということになると紹介される求人も増えてしまい求人チェックに時間がかかってしまいます。
希望を詳細に伝えることで、自分の理想とする経理の求人が厳選して紹介されますので、求人チェックの時間を減らすことができます。
情報の多さに惑わされない
経理の転職エージェントを複数利用していると、
・担当者ごとに転職に関するアドバイスが異なり迷ってしまう。
・紹介される経理の求人数が多く選ぶのに迷う。
などの迷いが生じてしまいます。
この迷いの結果、希望していなかった転職先を選んで後悔してしまったり、どの求人に応募すればよいか悩んで時間ばかりが過ぎ去ってしまったりと、よくない方向へ進んでしまう可能性があります。
情報が多くても迷わないためには、
・どんな経理職を目指すのか
・安定した大企業を目指したいのか
・どういった業界に興味があるのか
・年収など、どの程度の待遇を求めるのか
といった自分の希望を明確にしておく必要があります。
自分の希望がはっきりしない場合は、時間をかけてでも転職エージェントの担当者に相談して、アドバイスをもらうなどしましょう。
それが結果として、転職の成功につながります。
転職エージェントの利用数を増やしすぎない
経理の転職エージェントを複数利用する場合、「3社」程度がちょうど良く、それ以上増やすのはオススメできません。
利用数を増やせば、応募できる求人数も増え、選択肢が広がるのですが、その求人をチェックするのに時間がかかってしまいます。
また、複数の転職エージェント担当者との面談などのやり取りも増え、とたんに転職活動が忙しくなってしまいます。
あまりに忙しくなりすぎると、しっかり求人をチェックせず、希望と見合わない求人に応募してしまいます。
忙しくなってしまった結果、転職エージェントの担当者との対応も雑になってしまい、適切なアドバイスがもらえなくなることもあります。
こうした問題をさけるためにも、転職エージェントの利用数を増やしすぎないよう注意してください。
経理の転職エージェントを複数利用するときのコツ
経理の転職エージェントを複数利用するなら、それぞれをうまく利用してそれぞれが持つメリットを享受しましょう。
複数利用によるメリットを享受するためのコツを解説していきます。
- 総合型と特化型の転職エージェントを使い分ける
- 各転職エージェント独自のサービスを活用する
- 担当者が自分と合わなければ変更する
総合型と特化型の転職エージェントを使い分ける
転職エージェントには、総合型と特化型といった種類があります。
総合型とは、
大企業、中小企業問わず、あらゆる業種の経理の求人を幅広く扱うエージェントです。
特化型とは、
経理含む管理部門の職種に特化した求人を扱っている、または、経理の中でもIT系といったように特定業種の経理の転職に強いエージェントをいいます。
この総合型と特化型では、扱う経理の求人が異なる場合も多いため、双方に登録して、複数の経理の求人を紹介してもらうことをオススメします。
例えば、
・大手企業の経理の求人を多数扱う総合型の転職エージェント「doda」を利用
・大手のみならず中堅の上場企業などの経理の求人も多く扱う、管理部門の転職に特化したエージェント「MS-Japan」も利用
・さらに、IT企業の経理の転職に強い転職サービス「SYNCA」を利用
このように、それぞれ特徴がある転職エージェントを複数利用すれば、応募できる経理の求人が増え、選択肢も広がります。
選択肢が広がれば、自分の希望に見合った経理の求人に出会える可能性が高まります!
経理の転職エージェントが提供する独自のサービスを活用する
経理の転職エージェントでは、転職の成功をサポートするための、さまざまなサービスを提供しています。
例えば、大手転職エージェント「doda」では、
・詳細までチェックしてくれる履歴書の添削サービス
・オンラインで気軽に面接の練習ができる面接トレーニング
といった、転職初心者向けのサービスを提供しています。
※参考記事:転職エージェントの履歴書・職務経歴書の添削サービスは利用すべき?転職6回経験者が解説!
また、経理や会計事務所の転職に特化している「ジャスネットキャリア」では、
・経理のスキルアップのための会計やエクセル研修動画配信
・経理スキルに応じた年収診断
といったサービスを提供しています。
このように経理の転職エージェントでは、経理への転職を目指す人に向けて、工夫された独自の転職サービスを提供しています。
これらのサービスを受けることで、経理への転職を有利に進めることができます。
そのためにも、積極的に複数の経理の転職エージェントを利用し、それぞれが提供する独自のサービスを受けてみましょう。
相性が合う担当者がいる転職エージェントを選んで利用する
経理の転職エージェントでも担当者によって、能力が異なります。
担当者自身の経験が不足していたり、経理職の業務をしっかり理解していなかったりして、相談しても頼りない回答しか返ってこない…
といったこともありえます。
また、あまり態度がよくないといったことや、どうしても自分と性格が合わないといったこともあります。
こうした場合、複数転職エージェントを利用していれば、相性が合う他のエージェントの担当者を選んで利用することができます。
相性が合う担当者から信頼できるアドバイスをもらうことで、転職の成功の可能性も高まります。
転職エージェントを複数利用した人の口コミ・経験談
実際に転職エージェント複数利用した方の口コミ、体験談をご紹介します。
「複数利用することで内定が出た!」、「複数利用で書類選考が通過しすぎる」といった経験や、「複数利用すると管理が大変」など、それぞれメリット・デメリットの口コミがあります。
複数の転職エージェントを利用し、内定が出たという方の口コミです。
転職エージェントの複数利用のほか、口コミサイトを鵜呑みにしすぎないなど、転職するにあたっての心得も語ってくれています。
こちらの方は、転職エージェントを初めて併用した結果、扱っている求人が全然違っていたというお話です。
転職エージェントは、それぞれ特徴があります。
たとえば、IT業界に強かったり、経理などの管理部門の職種に特化していたりすることで、独自の求人を扱っています。
転職エージェントを複数利用すれば、それぞれが扱っている独自の求人に応募できますので、転職先の選択肢が広がります。
転職エージェントを複数利用していると、自分と相性がいいところ・悪いところが出てきます。
相性がいいところを優先的に利用したいけど、相性悪い方が良い求人があったり迷うといったこともあります。
それと、求人にいっぱい応募したのはいいけど、いざ面接となった場合、応募した会社が多すぎて面接する会社の情報を収集できずに、結果落ちてしまうというデメリットもあります。
複数の転職エージェントを利用すると、応募できる求人数が増えます。
応募数が増えるため、その分書類選考は多く通過できるでしょう。
だからと言って応募しすぎると、今度は面接の日程調整が大変になってしまうというデメリットがありますので注意が必要です。
転職エージェントを複数利用する場合、それぞれの担当者とメールや電話で、転職活動の進捗に関するやりとりをすることになります。
利用する転職エージェントが多すぎると、この担当者とのやり取りに時間を費やしてしまい、本来やるべき転職活動の時間が少なくなってしまいますので注意してください。
まとめ
今回は、経理の転職エージェントを複数利用することについて解説しました。
複数利用することで、多くのメリットが受けられます。
- 応募できる経理の求人が増えます。
- 各エージェントの独自の非公開求人の紹介が受けられます。
- 各転職エージェントが提供している独自のサービスを受けられます。
この他にも多くのメリットがありますので、経理の転職エージェントを利用する際には、ぜひ複数利用してください。
また、複数利用するときは、
・3社程度(多くても4社)とする
・総合型と特化型の転職エージェントを選択する
というような利用方法がオススメです。
経理の転職エージェントを複数利用するときは、同時に3社程度を利用しましょう。
(同時に利用する数が多いと、担当者とのやりとりに時間がかかってしまい、転職活動自体に支障をきたしてしまいます)
そして、あらゆる業種の求人を扱う「総合型」と経理の転職に特化している「特化型」をうまく使い分けていく必要があります。
・総合型の転職エージェントで、さまざまな企業の経理の求人を紹介してもらい、
・さらに特化型の転職エージェントで、他では扱っていない独自の経理の求人も紹介してもらう。
といったように複数利用して、応募できる経理の求人を増やし、選択の幅を広げましょう。
これからは、経理の転職エージェントを複数利用して、転職を有利に進めていきましょう。