エージェント利用方法

経理の転職エージェントとは?|現役経理マンが利用方法を完全解説!

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経理の転職エージェントって何をしてくれるの?

経理の転職エージェントはどうやって利用するの?

経理へ転職をするときには、転職エージェントに登録し、求人を紹介してもらって転職活動を進める必要があります。

しかし、この転職エージェント、利用したことがない人にとっては、

「実際にどんなことをしてくれるのか?」

「どうやって利用すればよいのか?」

わからないことも多いでしょう。

そこで今回は、「経理の転職エージェントとは?」について詳しく解説していきます。

経理の転職エージェントの利用方法やメリットデメリットなど、経理への転職を考えている方にとって必要な情報がすべてわかります。

ぜひチェックしてみてください。

☞この記事の解説者:経理部IS

・現役上場企業の経理部長です

経理の転職エージェントの利用経験は20社以上

・経理の転職6回の経験をもとに、経理の転職エージェントについて解説します

Contents

経理の転職エージェントとは?

転職エージェントとは、求人探しから面接対策まで、転職に関するサポート全般をしてくれる『人材紹介サービス』のことをいいます。

転職エージェントでは、様々な職種の転職サポートをするのが一般的ですが、経理職を希望すれば、経理に特化した転職サービスを提供してくれます。

また、最初から経理の転職を専門的に行っている転職エージェントもあります。

このように、経理職の転職をサポートしてくれる人材紹介サービスが、経理の転職エージェントです。

キャリア面談

・転職理由
・転職先の希望条件
・将来のキャリアプラン

といった内容のヒヤリングを実施し、自分がこれからどうなりたいかを明確にしてくれます。

求人紹介

・希望に見合う、経理の求人を紹介
・求人応募手続きも、転職エージェントが代行


スキル見合う経理の求人を複数選んでくれて、さらに求人応募手続きも行ってくれます。

転職サポート

・履歴書などの応募書類添削
・面接の受け方対策


内定獲得のためのサポートを行ってくれます。

日程調整

・面接、面談のスケジュール調整対応

企業側との面接日程や筆記試験などの日程調整をすべて行ってくれます。

企業への推薦状提出

・企業へ推薦状を書いて、アピールをしてくれます。

面談を通じて転職者の強み、弱みを理解してくれます。そのうえで転職者を良い面を推薦状を通じて企業側へアピールしてくれます。

条件交渉

・年収の交渉
・入社日の調整

企業側と直接話しづらい年収交渉や、入社日など交渉事をいすべて転職エージェントに任せることができます。

経理の転職エージェントは、転職活動に関するサポートをすべて行ってくれるため、有料ではないか?と思われる方もいるでしょう。

しかし、転職者は経理の転職エージェントのサービスをすべて無料で利用できます。

経理の転職エージェントの利用が無料である理由

経理の転職エージェントはなぜ無料で利用できるの?

経理の転職エージェントが無料なのは、経理職を募集している企業が、エージェント側に人材を探してもらうために手数料を支払っているからです。

そもそも転職エージェントのビジネスモデルは、

「転職者に求人を紹介し、その転職者が企業へ入社した時点で、採用した求人企業から成功報酬を受け取る」

というものです。

優秀な人材を採用したい企業側が、お金を払って転職エージェントに人材探しを依頼しているため、転職者の費用負担は一切ありません。

無料で利用ができる分、転職者は不利になることはないの?

無料だからといって転職者が、なにかしら不利になるようなことはありません。

むしろ企業側は、素性がしれない転職者より、転職エージェントが事前にチェックした人材を採用したいと考えています。

そのため、転職エージェントを利用した方が転職は有利に働きます。

経理の転職エージェントの役割

経理の転職エージェントでは、企業から経理職の求人を預かり、その求人に見合う転職者に求人を紹介します。

経理人材が欲しい企業側と転職者側をつないで、双方の利益ためにサポートするのが転職エージェントの役割です。

具体的には、

  • 「経理への転職を希望する方」と「経理人材を募集している企業」のマッチングを手伝う。
  • 経理職としてのキャリアアップをサポートする。
  • 転職に関する面倒な手続きもすべて代行してくれる。
  • 経理の転職で叶えたいこと、将来のビジョンまでフォローしてくれる。

このような役割を担って、転職者をフォローしてくれるのが経理の転職エージェントです。

転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェントと似たサービスに転職サイトというものがあります。

転職エージェントは担当者が付いて一緒に転職活動を進めていきますが、転職サイトはすべて自分ひとりで転職活動を進めていかなければなりません。

転職エージェント
転職サイト
特徴担当者と一緒に
転職活動を進める
自分ひとりで
転職活動を進める
手軽さ担当者との面談を受けてから
求人が紹介されるため、
気軽さはない
登録さえすればすぐに
求人応募ができるため
手軽に利用可能
求人数経理求人は厳選されている
ため、転職サイトより少ない
さまざまな
経理求人を扱っている
求人内容他にはない、独自の
非公開経理の求人もある
他のサービスにもある
一般的な経理の求人が多い
転職
成功率
担当者が書類添削や
面接対策をしてくれるため、
成功率が高い
手軽な分、応募者多数で
書類選考通過率は低い
転職
サポート
書類添削や面接対策
といったサポートあり
基本サポートなし
求人応募
面接
担当者が企業への求人応募、
面接日程調整を行ってくれる
求人応募、面接調整は
すべて自分で行う
条件交渉年収交渉や入社時期など
すべて担当者が行ってくれる
年収ほか企業との交渉は
すべて自分が行う

転職サイトでは、

・自分に見合う経理の求人が見つからない

履歴書や職務経歴書の作成方法がわからない

といった悩みがあっても、自分ひとりで解決していかなければなりません。

そのため、

転職をゼッタイ成功させたい

転職に不安がある

といった方は、担当者のフォローを受けられる転職エージェントを利用することをオススメします。

※参考記事:【経理の転職】転職エージェントと転職サイトはどっちを利用すればいい?|転職6回経理マンが全解説

経理の転職エージェント7つのメリット

経理の転職エージェントを利用するメリットはさまざまありますが、ここでは特に重要な7つのメリットをご紹介します。

1.希望する経理の求人を紹介してもらえる

2.非公開求人の紹介を受けられる

3.企業の内部情報を教えてもらえる

4.書類審査や面接の通過率が高くなる

5.応募書類の添削をしてもらえる

6.条件交渉をしてもらえる

7.経理の転職に特化したサポートを受けられる

このメリットを受ければ、経理の転職に成功できる可能性が高まります。

1.希望する経理の求人を紹介してもらえる

経理の転職エージェントに登録すると、担当者が面談を通じて、あなた自身の希望する経理職(業界、年収、仕事内容等)について確認を行います。

確認の結果をふまえて、あなた自身に見合う経理の求人を厳選して紹介してくれます。

多くの経理の求人の中から、自分に見合いそうな求人を探すには、時間がかかり苦労します。

しかし、経理の転職エージェントでは、転職のプロである担当者が自分に見合う求人を厳選してくれますので、効率よく求人を探すことができます。

2.非公開求人の紹介を受けられる

非公開求人とは、Webサイトに公開されていない求人情報のことをいいます。

こうした求人は、企業で経理のどのようなポジションで募集しているのかを、一般の方は知ることができません。

人材紹介サービスを行っている、⼀部の転職エージェントのみが非公開の求人情報を持っています。

非公開となる理由

求人が非公開となっている理由は、

  • 社内の事情により、人材を募集していることを知られたくない
  • 事業戦略上、競合他社に知られたくない
  • 公開する時間がなく、すぐに人が欲しい

といった事情により求人が非公開となります。

経理担当の退職により、急遽採用が必要となった場合、転職エージェントにお願いして公開手続きを経ずに、至急経理人材を探してもらうといったことも多くあります。

この非公開求人は、企業から依頼された転職エージェントが独占することも多いため、見つけにくい貴重な求人となります。

非公開となっている貴重な求人に応募するためにも、転職エージェントはぜひ利用したいところです。

経理の非公開求人例
・急募、前任退職につき、上場グロース市場ITアプリ系企業経理課長募集

・組織改組による経理部門強化のための経理担当募集(事業拡大のため)

・IT企業 新事業展開に対応するための経理人材確保の募集

(筆者が紹介を受けた非公開求人の一部)

ここに上げたのは一例ですが、このような非公開の経理求人を多く扱っているのが経理の転職エージェントです。

前任者退職のための急募や、組織改組による経理人材追加募集など、あまり他には知られたくない理由の場合、非公開で求人が紹介されます。

3.企業の内部情報を教えてもらえる

経理の転職エージェントは、求人の依頼を受ける企業側と密に連携を取って、人材紹介を行います。

・経理を募集している背景

・経理部門の人員状況

・どんな経理人材を求めているのか

・募集する企業側の経理部長や課長はどういった性格なのか

エージェントは、このような内容まで理解しています。

こうした企業の内部情報は、転職者としても応募する求人を選ぶときの参考情報となります。

また企業側の内部情報があれば、面接対策もしやすくなるといったメリットもあります。

4.面接の通過率が高くなる

経理の転職エージェントでは、面接対策のサービスを提供しています。

面接対策サービス例
・模擬面接サービスを受けることで、面接に慣れてもらう

・当日の面接官の性格に合わせた、受け答えのしかたを教えてもらう

・応募する会社の面接で聞かれると想定される、質問内容のサポート

このように事前に面接準備ができれば、本番で緊張することなく受け答えができるため、面接の通過率が高くなります。

5.応募書類の添削をしてもらえる

経理の転職エージェントを利用すれば、求人の応募書類である「履歴書」や「職務経歴書」の添削を受けられます。

転職のプロである担当者視点で、誤字脱字のチェックから、書類での自身のアピールするための書き方まで、書類をしっかりチェックしてくれます。

この添削により、書類選考の通過率が高まる魅力の高い応募書類ができます。

6.条件交渉をしてもらえる

内定が決まったあとは、企業側と年収や入社時期といった条件交渉を行う必要があります。

条件交渉は、どうしても雇う側の企業の方に主導権を握られやすく、自分ひとりで企業側と交渉するのは困難です。

直接企業に言いづらい年収アップや、自身の入社日の条件調整などは、すべて転職エージェントの担当者が行ってくれますので、安心して自分の希望する条件を言えます。

7.経理の転職に特化したサポートを受けられる

経理の転職エージェントでは、経理に転職できるよう工夫をこらしたサポートを提供しています。

たとえば、経理に特化した転職エージェントである「ジャスネットキャリア」では、

・会計税務に関するセミナー動画配信(アカウンタンツライブラリー)

・経理の転職者向けのイベント・セミナー

といった経理のスキルアップや転職に関するサービスが提供されています。

経理へ転職するために必要なスキルを身に付けることができ、さらに転職成功のためのテクニックを教えるセミナー受講できます。

経理の転職者に有利となるサポートが受けられるのが、経理の転職エージェントのメリットです。

経理の転職エージェントのデメリット

経理の転職エージェントには、次のようなデメリットもあります。

1.自分のペースで転職活動を進めづらい

2.サポート期間が決まっているエージェントもある

3.希望する経理の求人に応募できない場合もある

4.担当者と相性が合わない場合がある

5.エージェントによって得意分野が異なる

こうしたデメリットがあることを理解しておきましょう。

1.自分のペースで転職活動を進めづらい

経理の転職エージェントを利用する場合、担当者からのサポートを得て転職活動をするため、自分ひとりのペースで転職活動を進めづらい状況にあります。

転職エージェントは、転職者を転職させて企業から成功報酬をもらうというビジネスモデルであるため、担当者としては早めに転職して欲しいと思って、サポートを行っています。

自分のペースで落ち着いて転職活動をしたいと思っていても、次々と求人の紹介が行われ、転職を急がされていると感じる場合があります。

2.サポート期間が決まっているエージェントもある

経理の転職エージェントの中には、転職サポート期間が設けられているところもあります。

転職活動はおおよそ3か月程度で終了する場合が多いため、サポート期間も3か月としている場合や、最大6か月までとしているエージェントもあります。

ただし、サポート期間が経過していても、書類選考や面接が継続中の場合はそのままサポートも継続されます。

また、サポート期間終了後も引き続きサポートを受けたい場合は、改めて転職エージェント側とお話をすれば延長してもらえる場合もありますので、その点は安心できます。

3.希望する経理の求人に応募できない場合もある

経理の転職エージェントでは、希望する求人に応募できない場合もあります。

公開されている経理の求人の中で応募したいものがあっても、転職者の経験・スキルが見合わない場合は、求人の応募が断られることもあります。

経理の転職エージェントでは、企業の中途採用業務を代行し応募者を選別するという役割もあります。

そのため、企業が求める経理の経験やスキルがない人については、求人への応募が断れることがある点に注意してください。

4.担当者と相性が合わない場合がある

経理の転職エージェントの担当者は、転職のプロとして転職成功のフォローをしてくれますが、人によっては経験が不足していたり、自分と相性が合わない場合があります。

実際に転職フォローを受ける中で、そりが合わない、態度が良くないといった担当者に出会う場合もあります。

そのような場合には、転職エージェントの問合せ窓口に連絡すれば、担当者変更の対応をしてくれます。

5.エージェントによって得意分野が異なる

同じ経理の転職エージェントであっても、

  • 経理未経験者の転職が得意
  • 経理スキルの高い管理職レベルの転職が得意
  • ベンチャー企業経理の転職が得意
  • IT企業の経理の転職が得意

など、得意分野が異なります。

たとえば、経理未経験なのに、経理スキルが高い人の転職を得意としているエージェントを利用しても、希望する求人を紹介してもらえないでしょう。

経理の転職エージェントを利用する場合は、そのエージェントが何を得意としているのか事前に確認する必要があります。

そうしないと、応募できる求人は少なく、転職活動が進まないといったこともありますので注意してください。

※関連記事:経理の転職でエージェントを利用するとき【知っておきたい7つの注意点】|転職経理マンが全解説

経理の転職で利用すべきエージェント

経理の転職エージェントといっても、転職者の経験・スキルによって利用すべきものが異なります。

経理の転職エージェントによって、

  • 経理未経験者の転職フォローをする場合
  • 経理経験者の転職をメインでフォローする場合
  • 経理経験者で、スキルが高い人をフォローする場合

といったように、今までの経理の経験やスキルによってフォローする対象者が異なります。

経理未経験者の場合

経理未経験者で、経理職への転職を希望する場合、未経験可の求人を多く扱っている経理の転職エージェントを利用する必要があります。



MS-Japan


リクルートエージェント



就職Shop

ヒュープロ



マイナビエージェント


マイナビジョブ20s

パソナキャリア
運営会社 株式会社
MS-Japan
株式会社リクルート 株式会社リクルート 株式会社ヒュープロ株式会社マイナビ株式会社マイナビ株式会社パソナ
経理
求人数
約2,100件
(ほか非公開求人あり)
約2,400件
(非公開4,000件)
非公開
(求人社数は10,000社)
約1,500件
(ほか非公開求人あり)
約770件
(非公開1,050件)
60件
(ほか非公開求人あり)
1,970件
(ほか非公開求人あり)
拠点東京、横浜、名古屋、大阪全国全国全国
(大都市圏の求人が多い)
全国全国全国
特徴 上場企業から
ベンチャーまで
幅広い経理求人
多数あり
求人数No1
日本トップ
転職エージェント
フリーターの就職
フォローあり。
女性の経理転職
に強い
会計事務所や
税理士法人の
転職に強い
20代、30代若手向け
サービスの質が高い
20代、第二新卒に特化。
未経験の経理求人がメイン
女性の経理転職の
成功実績が豊富
ターゲット20~50代20~50代20代・第二新卒20~30代20~30代20代・第二新卒20~50代
詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

これらのエージェントを利用すれば、未経験可の経理求人に応募できますので、経理未経験者であっても経理職へ転職できる可能性があります。

※参考記事:経理未経験者が利用すべき【転職エージェント7選】現役経理マンがオススメ

経理経験者の場合

経理経験者の中には、さらに経験を積んでキャリアアップしたいと考えている人もいるでしょう。

そのような人は、即戦力として活躍できる経理の求人を多く扱っているエージェントを利用することをオススメします。


doda(デューダ)

MS-Japan

JACリクルートメント

SYNCA


ジャスネットキャリア
運営会社パーソルキャリア株式会社 株式会社MS-Japan 株式会社 ジェイエイシー
リクルートメント
株式会社WARC ジャスネット
コミュニケーションズ
株式会社
経理
求人数
約3,900件約2,100件約650件
(ほか非公開求人多数)
約200件
(ほか非公開求人多数)
約1,300件
拠点全国東京、横浜、名古屋、大阪東京、北関東、横浜、甲信越、
名古屋、静岡、大阪、京都、
神戸、広島、岡山
東京北海道・関東・関西・東海
特徴 日本トップレベル
転職エージェント
あらゆる業種の
経理求人あり
上場企業を中心に、
幅広く経理の求人
を保有
年収500万円以上
の経理求人が多い
IT系やベンチャーの
経理の転職に強い
会計事務所やコンサル、
金融系の経理
の転職に強い
ターゲット20~50代20~50代30~50代20~40代20~30代
詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

これらのエージェントでは、経理職としてのキャリアアップを目指せる質の高い経理の求人を多く扱っています。

経理スキルを磨き、転職でキャリアアップを希望する人にはオススメのエージェントです。

※参考記事:【経理の転職エージェント】ランキング5選|経理転職6回の経験者がオススメ!

経理の経験が豊富でスキルが高い人の場合

既に経理の経験が豊富で、これから管理職を目指すといった人や年収アップを目指すといった場合には、ハイクラスのエージェントの利用をオススメします。

経理スキルが高い人向け・ハイクラスエージェント

1.JACリクルートメント

 

2.コトラ(KOTORA)

 

3.レックスアドバイザーズ


JACリクルートメント


コトラ(KOTORA)

レックスアドバイザーズ
運営会社 株式会社 ジェイエイシー
リクルートメント
株式会社コトラ株式会社レックスアドバイザーズ
求人数約8,500件約12,400件 約4,400件
拠点東京、北関東、横浜、
甲信越、名古屋、
静岡、大阪、京都、
神戸、広島、岡山
首都圏東京・大阪・名古屋
求人地域全国首都圏 全国
(大都市圏が多い)
特徴 年収500万円以上
の経理求人が多い
会計事務所やコンサル
金融系の経理の転職に強い
経理や会計事務所の
ハイクラス転職に強い
利用料金無料 無料 無料
詳細を見る詳細を見る詳細を見る

これらのエージェントでは、経理職の管理職や管理職候補、専門的な経理の知識経験が求められる求人を多く扱っています。

経理職でさらに年収アップを目指す場合にもオススメのエージェントです。

※参考記事:経理で年収アップを目指す!【おすすめハイクラス転職エージェント3選】

経理の転職エージェント利用の流れ

転職エージェントは次の7つのステップで利用していきます。

経理の転職エージェント・利用の流れ

1.会員登録

2.転職エージェント担当者と面談

3.求人の紹介

4.履歴書、職務経歴書チェック

5.求人に応募

6.書類選考ー面接

7.内定

1.会員登録

まずは、各転職エージェントへ会員登録をします。

転職エージェントは登録・利用すべて無料です。

登録方法は、本人情報や経歴もアンケート形式で選択していく場合が多く、登録は簡単です。

また、転職エージェントによっては事前に、履歴書や職務経歴書のファイル(WordやPDF)のアップロードを求められる場合もあります。

事前に履歴書や職務経歴書を作成しておき、会員登録時にアップロードすることをおすすめします。

※参考記事:経理の転職で知らないと損する!効率よく簡単に履歴書・職務経歴書を作成する方法

2.転職エージェントとの面談

登録した日から数日後、転職エージェントの担当者よりメールまたは電話で連絡が来ます。

その際、転職エージェント担当者との面談の日程調整が行われます。

面談は、担当者と電話やWeb会議を通じて行われます。(転職エージェントのオフィスへ訪問して面談する場合もあります)

面談では、

・どのような経理の仕事を希望するのか?

・最近の経理求人の状況

・転職に対する希望要件

といった内容を担当者へ伝えます。

ここで伝えた内容が、紹介される求人に反映されますので、わからないことがあったら、その場でしっかり担当者に確認してください。

※関連記事:経理の転職では、転職エージェントとの面談が重要!面談で話すべきことを全解説

3.求人の紹介

転職エージェント担当者との面談後は、自分の希望内容に見合う求人が紹介されます。

求人の紹介は数件からはじまり、多い場合は10件以上が紹介されます。

なお求人の内容・応募可能かどうかといった疑問がある場合は、その都度転職エージェントの担当者へ問い合わせてください。

どのエージェントの担当者も、内容についてしっかり回答してくれますので、遠慮する必要はありません。

4.履歴書・職務経歴書のチェック

求人に応募する前には、転職エージェントより履歴書・職務経歴書の添削もお願いできます。

履歴書・職務経歴書の添削では、

・最低限守るべきルール

・企業側に評価されやすい書き方

などをチェックしてもらえます。

添削された内容を修正することで、書類選考の通過率が上がります。

求人に応募する前には、担当者へ添削をお願いすることを忘れないようにしましょう。

※参考記事:転職エージェントの履歴書・職務経歴書の添削サービスは利用すべき?転職6回経験者が解説!

5.求人に応募

転職エージェントにより紹介された求人を確認したら、その中で応募したい求人を転職エージェントの担当者に伝えます。

なお、応募手続きはすべて転職エージェントの担当者が対応してくれます。

もし、応募後に辞退したい場合は、それについても転職エージェントの担当者が対応してくれますので、安心して求人応募ができます。

6.書類選考・面接

求人の応募後は、書類選考・面接となります。

まずは書類選考から始まりますが、その時点で不採用となった場合は、その理由が担当者から伝えられます。

その理由により、自分の不足しているスキルや経験がわかることもありますので、しっかり不採用の理由を確認して、次の転職活動に生かしましょう。

書類選考通過した場合は、面接を実施することになります。

面接前には、

・面接先の企業の情報

・担当する面接官がどんな人か

・面接通過のための受け答え方

といった内容をエージェント担当者から教えてもらえますので、事前にサポートを求めてください。

面接を通過し、内定を得るためにも転職のプロであるエージェント担当者へ、遠慮せずに相談してください。

※参考記事:【経理の転職】苦手な面接を克服する方法|転職6回経験者が解説

7.内定

無事、企業より内定をいただいた後は、エージェント担当者が企業側と、入社に向けた手続きの対応をしてくれます。

担当者が先方の企業と、年収の確認や入社日の調整を行ってくれますので、自分の希望を伝えましょう。

特に現職の退職手続きなどについては、転職エージェントの担当者が詳しいため、相談をしながら転職に向けた準備を進めることをおすすめします。

経理の転職エージェントの利用ポイント

経理の転職エージェントは、次のポイントを押さえて利用すればさらに効果的に転職活動を行うことができます。

  • 経理の転職エージェントを併用する
  • 転職先の希望条件をはっきりと伝える
  • 経理の経験・スキルを正確に伝える
  • 転職時期可能な時期を伝える
  • 紹介された企業情報をチェックする

経理の転職エージェントを利用する前には、これらのポイントをしっかり押さえておきましょう。

経理の転職エージェントを併用する

経理の転職エージェントは、複数併用することをオススメします。

複数併用することで、次のようなメリットを受けることができます。

応募できる経理の求人数が増え、転職先の選択肢が増える

各エージェントが扱っている、独自の非公開求人に応募できる

各エージェント独自の転職サポートを受けられる

各エージェントでは、それぞれ独自の経理求人を扱っています。

特に非公開求人はエージェントに登録して初めて紹介されるものです。

各エージェントに登録して、それぞれが持つ非公開求人を紹介してもらいましょう。

そして、応募できる経理の求人が増えれば、それだけ選択肢が増え、自分の希望に見合う転職先が見つかる可能性が高まります。

ぜひ複数のエージェントを併用してみてください。

※併用数が多すぎると対応が大変になりますので、3つ程度がベストです。

また、各エージェントでは、独自の面接対策サービスや経理転職に特化した相談サービスも提供していますので、併用して自分に合う転職サポートを受けましょう。

※参考記事:経理の転職ではエージェントを併用すべき!|経理の転職経験者が理由を解説

転職先の希望条件をはっきりと伝える

エージェントの担当者と面談する際、自分が希望する条件(仕事内容、年収、休日、福利厚生など)をはっきりと伝えましょう。

希望条件をはっきり伝えないと、自分が希望しない求人が多く紹介され、求人に応募することもできず転職活動が進みません。

ただし、理想が高すぎる条件を伝えても、自分に見合う経理の求人が紹介されない場合もありますので、担当者としっかりお話をして認識を合わせる必要があります。

経理の経験・スキルを正確に伝える

経理の経験がある人は、どのような経理業務を経験してきたか?経験してきた中での得意分野、自分なりの強みなどを担当者に正確に伝えてください。

自分に見合う経理の求人の紹介を受けるためには、経理の経験・スキルを正確に伝えることが必要です。

また、経理未経験の人は、経理の仕事をしたい理由を正直に伝えること、経理の仕事に役立つ経験や資格(簿記など)があることも担当者へ伝えてください。

経理の仕事をしたいという熱意が伝われば、担当者としてもどうにか経理への転職を成功させてあげたいという気持ちになり、しっかりサポートしてくれます。

転職時期可能な時期を伝える

採用する企業側は、いつ入社してくれるか非常に気にします。

(できるだけ早く入社してもらいたいと考えている企業がほとんどです)

特に、現在働いている人は、引継ぎをして退職ができる時期をしっかり伝えましょう。

転職できる時期によって、エージェントから紹介される求人も変わりますし、採用する企業としても入社してもらえる時期の目安がわかりますので、しっかり時期を伝えてください。

※転職可能時期が、数か月~半年以降となると、入社までの時期が長すぎて採用にも影響しますので、現実的な1~2か月を目途に時期を調整できるようにしましょう。

紹介された企業情報をチェックする

経理の転職エージェントより紹介された求人の中で、興味をもった企業については、自分でもしっかり情報をチェックしましょう。

ここでは、

・過去数年の業績

・事業内容の詳細

・従業員数や子会社数

などをチェックすることをオススメします。

業績の状況次第では、今後の年収に影響する場合もあります。

従業員数や子会社数も重要です。自分が希望する会社は、どの程度の規模なのかを事前に把握する必要があります。

また事業内容については、自分が理解できるか、興味の持てるものかどうかチェックしておくべきです。

経理であっても事業内容が理解できない、興味を持てないとその仕事は長く続きませんので、注意してチェックしておきたいところです。

経理の転職エージェントに関するFAQ

Q1. 経理未経験でも経理の転職エージェントを利用できますか?

経理未経験であっても、経理の転職エージェントを利用することができます。

ただし、経験者や経理の管理職の求人をメインで扱っているようなエージェントを利用しても経理の求人は紹介されません。

未経験者が経理の転職エージェントを利用するには、未経験可の経理の求人を扱っているエージェントを利用する必要があります。

未経験可の経理の求人を扱っているエージェントは次の記事にまとめていますので、参考にしてください。

※関連記事:経理未経験者が利用すべき【転職エージェント7選】現役経理マンがオススメ

Q2. 経理の転職エージェントの利用は完全無料なのですか?

利用は完全無料です。

経理の転職エージェントで提供される転職サポートサービスは、すべて無料で利用できます。

転職エージェントのビジネスモデルは、「転職者に求人を紹介して企業へ入社した時点で、採用した求人企業から成功報酬を受け取る」というものです。

企業から報酬を受け取るため、転職者は無料で利用することができます。

Q3. 担当者との面談は何時まで対応してくれるのですか?

担当者次第ですが、一般的に20時くらいまでの面談が最終となります。

ただし、急募の求人があったりすると、21時以降でも対応してくれる担当者もいますが、あまり遅い時間での面談は、双方負担になりますので、無理のない時間帯に面談をお願いしましょう。

Q4. 面談は、電話やWebでもできるのですか?

電話やWebでの面談も可能です。

面談のためにエージェントのオフィスへ訪問する必要もありません。

訪問して面談することも可能ですが、感染症対策の観点から、現在では電話面談・WEB面談が推奨されています。

特に、地方の方は手軽にWeb面談ができるようになったのは大きなメリットです。

Q5. 土日や祝日も対応してくれるのですか?

基本は平日のみの対応となります。

求人が急募のため、週明けすぐに対応しなければならないといった特殊な場合は、休日でも対応してくれる場合もありますが、担当者が休日返上対応してくれていることに感謝しましょう。

Q6. 転職する決断できていなくても利用できますか?

「今すぐ転職しよう」と決断ができていない人もエージェントの利用はできます。

むしろ、

・今の自分に見合う経理の求人があるのか?

・今持っているスキルや資格で経理へ転職できるのか?

といった不安について相談するために、経理の転職エージェントを利用する人も多い状況にあります。

・今どのような経理の求人があるのかをチェックしたい。

・あわよくば希望する経理の求人を見つけたら応募してみたい。

そういた人も、経理の転職エージェントを利用できます。

Q7. 利用するにあたって何か準備する必要はありますか?

準備ができていなくてもエージェントに登録することは可能です。

ただし、利用の際には「履歴書」「職務経歴書」の登録が求められたり、その内容をWebに入力したりすることもあります。

できれば利用前に「履歴書」「職務経歴書」を作成しておくことをオススメします。

なお、エージェント利用が初めての場合は、どのような準備が必要かを含め、担当者へ相談してみましょう。

履歴書や職務経歴書の準備の仕方から順に教えてもらえます。

Q8. 転職活動のサポートはいつまでしてくれますか?

転職活動のサポート期間はエージェントによって違います。

経理の転職エージェントでは、3か月程度の短期間でサポートが終わるところもあれば、1年以上長期に渡ってフォローしてくれるところもあります。

もし中長期で転職活動を進めていきたいと考えている方は、中長期でも対応してもらえるエージェントを利用する必要があります。

たとえば、転職エージェント「JACリクルートメント」は半年ごとに状況確認をしながら中長期で転職サポートをしてくれます。

Q9. エージェントを利用していることが勤務先にばれませんか?

勤務先にばれることはありません。

経理の転職エージェントに登録した時点で、個人情報として「経理の転職エージェントの担当者部署」だけが確認できるようになっています。

勤務先が経理の転職エージェントで求人を出している場合でも、登録している個人の情報を閲覧できません。

昨今は、どの企業でも個人情報漏洩に対して、かなり厳しく対応しています。もちろん経理の転職エージェントでも個人情報を守るために万全の対策を行なっていますので安心です。

Q10. 担当変更をしたいときは誰に言えばいいのですか?

エージェントの担当者が自分に合わない、態度が良くないといったときは、そのエージェントの総合窓口に相談するなどしてください。

できるだけ早い段階で、担当者変更の対応を頂けます。

Q11 内定が出たあと、辞退できますか?

内定を辞退することは普通にありますので、それ自体は問題ありません。

ただし、エージェント担当者や、内定先企業は内定辞退を残念に思いますので、辞退する理由を丁寧に説明しましょう。

なお、入社に合意したのにもかかわらず、辞退した場合には関係者に多大な迷惑をかけてしまう場合もありますので、内定辞退を決めたらすぐに担当者へ辞退することを連絡してください。

Q12. 経理の転職エージェントはいろいろありますが、違いはありますか?

経理の転職エージェントはそれぞれ特徴があります。

  • 経理職の転職に特化したエージェント
  • 経理職のほかさまざまな職種の転職もサポートするエージェント
  • 一定の業界の経理の転職に特化したエージェント

とくに経理の転職でオススメするのが、経理職の転職に特化したエージェントを利用することです。

たとえば、「MS-Japan」のように経理をメインに管理部門の転職特化したエージェントを利用すれば、他では扱っていない独自の経理求人を紹介してもらえます。

また、「ジャスネットキャリア」では、経理や会計事務所への転職に特化して、

・会計税務知識を強化する動画配信(アカウンタンツライブラリー)

・会計業界の年収診断サービス

・会計業界の転職に向けたイベント・セミナー

といった転職フォローを行っています。

このような経理のための転職サポート・サービスを受けて転職を成功させるためにも、経理に特化している転職エージェントを利用してみましょう。

Q13. 経理の転職エージェントの併用の数はどのくらいがいいのですか?

経理の転職エージェントは、3社程度併用することをオススメします。

3社程度併用することで、次のようなメリットを受けることができます。

  • 応募できる経理の求人数が増え、転職先の選択肢が増える
  • 各エージェントが扱っている、独自の非公開求人に応募できる
  • 各エージェント独自の転職サポートを受けられる

これらのメリットを享受するためにも、3社程度併用しましょう。

※参考記事:経理の転職ではエージェントを併用すべき!|経理の転職経験者が理由を解説

Q14. 経理の採用をするとき、企業側も転職エージェントを利用することがおおいのですか?

企業は経理の採用をする際、転職エージェントを利用することが多いと言えます。

特に経理といった専門職を採用する場合、転職サイトやハローワークでは適任となる経理人材が見つからないことが多いため、転職エージェントを利用しています。

企業側が転職エージェントを利用する理由については、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

参考記事:企業は経理の採用で転職エージェントをどう利用している?【現役経理部長が実態を解説!】

まとめ

今回は、経理の転職エージェントについて詳しく解説していきました。

経理へ転職するには、経理の転職エージェントの利用が必須です。

今すぐ経理へ転職したいと考えている人はもちろん、転職はまだ考えていないけど、転職について気になっている人は、経理の転職エージェントの利用を始めましょう。

経理への転職を目指す方は、経理の経験スキルがそれぞれ異なりますので、今の自分の立場に見合うエージェントを利用しましょう。

※参考記事:経理未経験者が利用すべき【転職エージェント7選】現役経理マンがオススメ

※参考記事:【経理の転職エージェント】ランキング5選|経理転職6回の経験者がオススメ!

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