第二新卒で経理へ転職するとき、オススメ転職エージェントはありますか?
第二新卒で経理へ転職したい場合、数多くある転職エージェントの中でも、どこを利用すればよいか迷ってしまいます。
そこで本記事では、第二新卒で経理へ転職する場合の「オススメ転職エージェントを7つ厳選」してご紹介します。
現在、経理の中途採用も担当した元経理部長が、実際に採用でも利用している転職エージェントをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
☞この記事の解説者:
経理部IS
・プライム上場企業の元経理部長です
・経理の転職6回経験
・20社を超える転職エージェントの利用経験あり
・企業側でも利用しているエージェントを解説します
Contents
第二新卒経理オススメ転職エージェント7選
第二新卒で経理へ転職を目指す場合、次の7つのエージェントから選んで利用することをオススメします。
第二新卒経理オススメ【転職エージェント7選】
★第二新卒者が利用すべき経理の転職エージェント比較表
デューダ | リクルートエージェント | マイナビエージェント | 就職Shop | マイナビジョブ20s | ハタラクティブ | ヒュープロ | |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 | 株式会社リクルート | 株式会社マイナビ | 株式会社リクルート | 株式会社マイナビ | レバレジーズ株式会社 | 株式会社ヒュープロ |
求人数 | 約146,000件 (非公開求人あり) | 約227,000件 (非公開求人あり) | 約39,000件 (非公開求人あり) | 求人数非公開 (求人社数は 10,000社超) | 約3,000件 (非公開求人あり) | 約1,200件 (非公開求人あり) | 約1,500件 (非公開求人あり) |
拠点 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 首都圏、大阪、愛知、福岡 | 全国 (大都市圏の求人が多い) |
特徴 | 日本トップレベル 転職エージェント あらゆる業種の 経理求人を扱う | 求人数No1 日本トップの 転職エージェント | 20代、30代若手 向け サービスの質が高い | フリーターの就職フォローあり。 女性の経理転職に 強い | 20代、第二新卒に特化。 未経験の経理求人 がメイン | 第二新卒の転職 成功率80%超。 未経験可の 経理求人がメイン | 会計事務所や 税理士法人の 転職に強い |
ターゲット | 20~50代 | 20~50代 | 20~30代 | 20代・第二新卒特化 | 20代・第二新卒特化 | 第二新卒特化 | 20~30代 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
これらの転職エージェントは、いずれも第二新卒可の経理の求人を扱っています。
ここからは、各エージェントについて詳しく解説していきます。
doda(デューダ)
doda(デューダ)は、日本トップクラスの転職エージェントであり、経理のみならずあらゆる職種、業種の求人を扱っています。
第二新卒者・未経験向けの経理の求人も扱っていますので、転職活動では必ず登録したい転職エージェントです。
特にdodaは、転職者のサポート(履歴書などの添削や模擬面接)といった質の高いサービスも充実しています。
特に初めて転職される方は、dodaの質の高いサポートを受けることができるのでオススメです。
doda(デューダ)の特徴
- 運営会社:パーソルキャリア株式会社(東証プライム上場)
- 求人数はリクリートエージェントについでトップレベル
- あらゆる業種の経理の求人を紹介してくれる
- 経理の求人は、上場企業からベンチャー、スタートアップ企業まで幅広い
- 担当者の応対が非常に丁寧
- 履歴書添削や模擬面接などのサービスが充実している
dodaの運営会社は、東証プライム上場パーソルホールディングスのグループ会社です。
運営会社が上場企業のグループ会社であり、転職開始から内定までのサポートもしっかりしています。
経理の求人については、
・あらゆる業種の経理、
・規模も大手企業からベンチャー上場まで、
・第二新卒向けの「経理未経験可」
といったように、幅広く経理の求人を取り扱っています。
また、上場企業の大手人材紹介会社ということもあり、ブラック企業の求人を極力排除している点も安心です。
さらにdodaを使う大きなメリットは、
・担当者の応対が丁寧
・履歴書添削や模擬面接などのサービスが充実している
といった点です。
第二新卒で初めて転職活動をする場合、何から始めたらよいかわからないことも多いでしょう。
その時、丁寧な応対をしてくれる担当者がいれば安心して転職活動を進めることができます。
履歴書添削や模擬面接などの充実したサービスも利用して、転職成功を目指すことができます。
\転職サービスが充実/
※参考記事:転職エージェントdoda(デューダ)の評判と体験談|転職6回の現役経理マンが解説
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、日本最大手の人材紹介会社であるリクルートが運営している転職エージェントです。
扱っている求人数は日本トップクラスであることから、経理のみならず、あらゆる職種で転職を目指す人がリクルートエージェントを利用しています。
リクルートエージェントの特徴
- 運営会社:リクルートホールディングスグループ(東証プライム上場)
- 求人数は日本でトップ
- 転職エージェントでの知名度は一番高い(求人を出す企業側の知名度は高い)
- 経理の求人は、大手企業・上場企業・ベンチャ企業まで幅広い
- 経理未経験可、第二新卒向け、20代向けの求人も多く扱っている
- 全国の求人を扱っている
リクルートエージェントの運営会社は、東証プライム上場リクルートホールディングスグループが運営しています。
圧倒的な知名度を背景に、
・大手企業・上場企業
・ベンチャー企業
・外資系企業
といったところまで、幅広く求人を扱っています。
もちろん経理の求人も業界問わず、数多く扱っています。
ここでご紹介している経理の公開求人は、ほんの一部ですが、このほか非公開求人も多く扱っており、自分に見合う経理の求人に出会える可能性は高いと言えます。
またリクルートエージェントは、全国で人材紹介の事業を展開していることから、地方の求人も多く扱っており、地方で経理へ転職を考えている人にもオススメです。
東京などの大都市圏以外で、第二新卒から経理へ転職を考えている人にも、ぜひリクルートエージェントを利用することをオススメします。
\求人数トップレベル/
参考記事:リクルートエージェントは経理の転職で利用すべき?経理転職者が評判・体験談を全解説!
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、大手転職エージェントとして日本トップレベルの求人を扱っている転職エージェントです。
特に第二新卒や20代の転職に力を入れており、未経験から経理へ転職する場合に利用をオススメする転職エージェントです。
マイナビエージェントの特徴
- 運営会社:株式会社マイナビ
- dodaに次いで、多くの求人数を扱っている
- 経理の求人は、20代、30代向けの求人が多い
- ここ数年、サービスの質の向上が一番高いエージェント
- 第二新卒の求人も多く扱っている
- 全国の非公開求人が多い
マイナビエージェントは、老舗の人材紹介会社である、株式会社マイナビが運営しています。
求人数は日本でもリクルートエージェント、dodaに次いで多く扱っており、地方の求人も多いのが特徴です。
また、マイナビエージェントは大手転職エージェントでありながら、第二新卒、20代や30代といった若手の転職に力を入れています。
大手転職エージェントは、フォロー対象の年齢層が幅広いのに対し、
マイナビエージェントはあえて第二新卒、20代、30代若手の転職サポートに集中しているのが大きな特徴です。
さらにマイナビエージェントは、非公開求人を多く保有しています。
非公開求人は、マイナビエージェント独自の求人も多いので、まず登録をして求人紹介をしてもらうことをオススメします。
マイナビエージェントは、第二新卒向け経理の求人も多く扱っています。
マイナビエージェントは、第二新卒、20代、30代向けの転職に力をいれていることもあり、未経験向けの経理の求人が多くあります。
また、業種を問わず全国各地の求人も扱っています。
第二新卒者、20代の転職に力を入れている、マイナビエージェントもぜひ利用しましょう。
\無料で利用可/
就職shop
就職shopは、第二新卒の転職に特化している転職エージェントです。
社会人経験が浅い第二新卒者でも活躍できるような「未経験可」の求人を多く扱っており、正社員のみならず、フリーターの方でもサポートを受けられます。
就職shopの特徴
- 運営会社:リクルートホールディングスグループ(東証プライム上場)
- 第二新卒・20代向け、未経験可の経理求人を扱っている
- 大手よりも中堅小規模企業の求人が多い
- フリーターやニートの人でも利用可能
- 就職shopを利用した女性の40%超が、経理・事務系に転職
- 人材紹介会社の大手リクルートが運営しているため、信頼性が高い
- 全国の求人を扱っている
就職shopの運営会社は、東証プライム上場リクルートホールディングスグループです。
リクルートホールディングスグループでは、
・年代問わずあらゆる求人を扱う「リクルートエージェント」
・第二新卒の転職に特化し、未経験から転職可能な求人を扱う「就職shop」
といったように、対象者を分けて転職エージェントを運営しています。
就職shopの大きな特徴は「第二新卒の転職に特化している」といった点です。
第二新卒者で、
・初めて転職する人
・未経験の職種にチャレンジを考えている人
このような人にターゲットを絞り、独自の第二新卒特化のサービスを提供しているのが就職shopです。
就職shopは、未経験から経理転職することが可能です。
特に女性の約40%が、未経験から経理などの事務職へ転職しています。
就職shopでの女性の転職先職種割合
※経理職は事務・アシスタントに含まれます。
このような結果から、特に第二新卒の女性で経理へ転職を考えている方に、就職shopはオススメです。
第二新卒者は、実際に未経験から経理などの事務職へ転職されている事例も多くある「就職shop」の利用も検討しましょう。
\第二新卒に特化!/
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、大手人材紹介会社マイナビが運営する、第二新卒に特化した転職エージェントです。
第二新卒に完全特化していることもあり、経理未経験可の求人も多く保有しています。
マイナビジョブ20’sの特徴
- 運営会社:株式会社マイナビ
- 第二新卒の転職に特化している
- マイナビグループが連携して求人情報を共有しているため、未経験可の求人の紹介が多い
- 転職初心者向けの職務経歴書の添削や、面接練習といったサービスも充実
- 担当者が第二新卒者の転職事情に詳しいため、わからないことを相談しやすい。
マイナビジョブ20’sは、老舗の大手人材紹介会社である、株式会社マイナビが運営しています。
マイナビが運営している「マイナビエージェント」とは違い、マイナビジョブ20’sは、第二新卒の転職に特化しており、未経験可の求人が多いという点で差別化を図っています。
また、丁寧かつ分かりやすい履歴書添削など、転職初心者向けのサービスが充実しているのも特徴の1つとなっています。
第二新卒に特化した転職エージェントということで、未経験可の経理の求人も多く扱っています。
この他にも、メーカーや金融、建設、ITまで幅広い業界の経理求人を扱っています。
公開されている経理の求人は多くありませんが、
・非公開求人あり
・メインは未経験可の経理求人
といったこともありますので、まずは登録して求人チェックすることをオススメします。
第二新卒で、経理をやってみたい人は、未経験可の経理求人が多い「マイナビジョブ20’s」の利用も検討しましょう。
\第二新卒特化!/
ハタラクティブ
ハタラクティブは、「20代の第二新卒や既卒の転職サポート」に特化した転職エージェントです。
扱っている経理の求人は、未経験OKのものも多いため、これから経理を目指す人にもオススメです。
ハタラクティブの特徴
- 運営会社:レバレジーズ株式会社
- 第二新卒・20代特化の転職エージェントでは、求人数トップレベル
- 未経験者でも応募できる経理の求人をメインに紹介
- 就職成功率、80.4%の実績あり
- 幅広い業種の経理の求人を扱っている
ハタラクティブは、第二新卒に特化している転職エージェントの中でも、トップレベルの求人を扱っています。
特に、第二新卒向けの未経験職種への転職に力をいれており、経理未経験者でも応募できる求人もあります。
実際に扱っている経理の求人は、次の通りです。
この経理の求人は一例ですが、上場企業のグループ企業といった安定性が高い企業の求人もあります。
また、業種はIT系、メーカー、小売りまで、さまざまな業界の経理の求人を扱っています。
リクルートエージェントのような大手に比べると全体の求人数は少ないのですが、扱っている求人はすべて20代の第二新卒向けで、未経験でも転職可能なものに特化しています。
第二新卒で経理の仕事をしたいけど、
・未経験なので転職できるか不安
・第二新卒転職の専門サポートを受けたい
・転職の成功率が高いエージェントを利用したい
といった人は、ハタラクティブの利用をオススメします。
\第二新卒の転職特化/
ヒュープロ
ヒュープロは、経理や会計事務所などの会計業界の転職に特化した転職エージェントです。
経理や会計業界の人材紹介に特化していることから、エージェント担当者も会計業界の実情を理解しており、的確なアドバイスを受けることができます。
ヒュープロの特徴
- 運営会社:株式会社ヒュープロ
- 会計事務所や税理士法人の転職に強い
- 第二新卒でも応募可能な求人を紹介してくれる
- 経理求人も多く扱っている
- 会計事務所は、中小規模から最大手までの求人を網羅
- 若手20代、30代向けの求人が多い
- 担当者が会計業界に詳しい
ヒュープロは設立2015年と比較的新しい企業でありながら、経理や会計事務所への転職に特化した専門のエージェントとして注目されています。
ヒュープロは、
・求人はすべて、会計事務所・税理士法人・経理であり、
・会計業界に特化していることから、
会計業界へ転職を考えている人の多くが、ヒュープロを利用しています。
利用者の多くは、20代・30代ですが、第二新卒向けの求人も扱っています。
第二新卒で、会計事務所や経理への転職を考える場合、ヒュープロは外せない転職エージェントです。
ヒュープロは、会計事務所や税理士法人への転職サポートに強く、第二新卒で会計業界未経験者であっても応募できる求人を多く扱っています。
未経験可の会計事務所や税理士法人は、公開されているものだけでも「1,000件前後」ありますので、自分に見合う求人が見つかるでしょう。
ご紹介している未経験可の求人はほんの一例ですが、実際に登録してみればヒュープロの求人数の多さに驚かされます。
これだけの未経験可の求人を扱っているヒュープロ、会計業界への転職を考えている第二新卒者は利用必須です。
会計事務所で会計・税務の基礎を勉強するもの、今後のキャリアに役立ちます。
\会計事務所求人も多数!/
※参考記事:経理と会計事務所の転職に特化のHUPRO(ヒュープロ)口コミ・評判は?|利用者が完全解説
第二新卒で転職エージェントを利用するメリット
第二新卒が、転職エージェントを利用するメリットは多くあります。
- 複数の転職エージェントを無料で利用できる
- 未経験の経理職の求人を紹介してもらえる
- 非公開求人に応募できる
- 履歴書・職務経歴書の添削をしてもらえる
- 担当者へ転職相談ができる
複数の転職エージェントを無料で利用できる
転職エージェントのビジネスは、
「転職者に求人を紹介し、その転職者が企業へ入社した時点で、採用した求人企業から成功報酬を受け取る」
というものです。
採用したい企業側が、お金を払って転職エージェントに人材探しを依頼しているというビジネスであり、転職者側には費用が一切かからないということになります。
どのエージェントも無料で利用できることから、複数の転職エージェントを併用することも可能です。
自分に見合うエージェントを、気兼ねなく自由に選ぶことができるのが大きなメリットです。
未経験の経理職の求人を紹介してもらえる
転職エージェントでは、経理未経験であっても応募できる経理の求人を扱っています。
特に、第二新卒の転職を専門としている転職エージェントは、第二新卒者向けの未経験可の経理の求人を多く扱っています。
第二新卒者は、これから初めて経理に携わるという方も多いでしょう。
そういった方は、未経験で経理の仕事に就けるか不安と感じます。
その時、第二新卒者の転職をサポートしてくれる転職エージェントを利用すれば、未経験の経理職の求人を紹介してもらえ、転職できる可能性も高まります。
非公開求人に応募できる
転職エージェントでは、一般に公開されていない非公開経理の求人も扱っています。
非公開求人は、
「社内の事情により人材募集を知られたくない」
「事業戦略上、他社に知られたくない」
などといった理由で非公開になっています。
この非公開求人は、企業から依頼された転職エージェントが独占することも多く、転職エージェントを利用しないと応募できないという貴重な求人です。
転職エージェントを利用すれば、貴重な求人に応募できるチャンスも得られます。
履歴書・職務経歴書の添削をしてもらえる
転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書を添削してくれます。
特に第二新卒者は、初めて転職活動となる場合が多いでしょう。
そのとき、どうやって履歴書や職務経歴書を書いたら書類選考で評価されるのかわからないと思います。
そこで、数多くの転職者の履歴書や職務経歴書をチェックしてきた転職エージェントの担当者に添削をお願いしましょう。
書類の添削をしてもらうことで、最低限の書類の記載ルールも理解できます。
また添削によって書類選考通過の可能性も高まります。
履歴書や職務経歴書の添削はぜひお願いしましょう。
担当者へ転職相談ができる
転職エージェントの担当者は、数多くの第二新卒者の転職サポート経験があります。
・自分に向いている仕事が分からず不安
・転職するか決めかねている
・面接が苦手
などといった悩みの転職相談ができます。
第二新卒者のフォローを長年してきた担当者が、親身になって、今後の転職の方向性について的確なアドバイスをしてくれます。
第二新卒で転職エージェントを利用するデメリット
一方、転職エージェントの利用にはデメリットもあります。
- 自分のペースで転職活動がしづらい
- 自由に経理の求人を選べない
- 担当者と相性が合わない場合がある
自分のペースで転職活動がしづらい
転職エージェントは、担当者が求人応募の意思や転職状況について随時確認してきます。
そのため、どうしても担当者のペースで転職活動が進んでしまうことが多くあります。
担当者の言うがままにせず、自分の考えをしっかり伝え、自分のペースで転職活動ができるようにしましょう。
自由に経理の求人を選べない
転職エージェントのホームページでは、経理の求人も多数公開されていますが、その求人に自由に応募することができません。
特に第二新卒者の場合、経理初心者向けの求人をメインで紹介されることになります。
転職者自身のスキルに見合う求人を、転職エージェントの担当者が厳選して紹介するため、自由に経理の求人を選ぶことは難しいと言えます。
(転職エージェントは、スキルに見合うような求人を紹介し、転職でのミスマッチを減らすようにしています。)
担当者と相性が合わないことがある
転職エージェントの担当者へ転職相談し、話を進めていくにあたって、「この人自分と合わないな」と感じることもあります。
人によっては、ちょっと高圧的な態度をしてくるような担当者もいます。
相手がいる以上、自分と相性が合わない場合もあります。
その場合は、転職エージェントの窓口へ連絡して担当者変更をお願いするなどしましょう。
転職サイトとの違いは?
第二新卒の経理の転職では、転職エージェントを利用する他に、転職サイト※を利用する方法もあります。
※転職サイトとは?
転職サイトとは転職エージェントとは違い、
・ウェブサイトに掲載された様々な求人を探して、
・自分からその求人に応募し、面接や入社スケジュールなど企業側との調整まで、
すべて自分が行わなければなりません。
転職サイトでは気になった求人へ自由に応募できる反面、自分に見合う求人を探すのに苦労し、転職成功の確率が転職エージェントに比べ低い傾向にあります。
転職エージェントでは、担当者が自分のスキルや経験に合うような求人を選んで紹介してくれます。
その結果、転職のミスマッチも少なく転職の成功確率も高いため、まずは転職エージェントを利用することをオススメします。
転職サイトより、転職エージェントの利用をオススメします!
関連記事:【経理の転職】転職エージェントと転職サイトはどっちを利用すればいい?|転職6回経理マンが全解説
第二新卒の転職事情は?
第二新卒でも転職ができるか不安に思うところもあるでしょう。
そこで現在の第二新卒の転職事情について確認してきます。
第二新卒の採用状況
採用する企業側では、4割以上が第二新卒の採用をしたことがあるといった状況です。
また、全体の6割以上が第二新卒の採用をした、または検討している状況です。
現在、企業は積極的に第二新卒の採用を行っています。
特に1,000人以上の大企業では、第二新卒の採用が多い状況にあります。
新卒一括採用だけの時代から状況が変わってきており、今後も企業は第二新卒採用を積極的に行う傾向が続くでしょう。
企業が第二新卒を採用した理由
企業は、どのような理由で第二新卒を採用しているのでしょうか。
一般的には、中途採用・新卒採用と同時に採用しているのが多数ですが、
・優秀な若い人材が欲しい
・社会人として基礎知識が身についている
といった理由での採用も多くあります。
特に、社会人を経験しているということが、第二新卒の採用理由のメリットであると採用側も感じています。
企業の第二新卒採用後の満足度合い
企業が第二新卒を採用したあと、満足しているかどうか確認したところ、「満足している」・「やや満足している」合わせて、5割以上を占めています。
満足している理由としては、
・わりといい人材が多い
・モチベーションが高い
といったことが挙げられています。
第二新卒では、やりたい仕事を明確にして転職している方も多いことから、仕事に対するモチベーションが高い傾向にあるのが、企業からも評価されています。
第二新卒で経理へ転職するためのコツは?
第二新卒で経理へ転職するためのコツは3つあります。
- 経理をやりたい理由を明確にする
- 転職活動をしている経緯を明確にする
- 簿記の資格を取得する
この3つを押さえて、経理への転職活動をしてください。
経理をやりたい理由を明確にする
第二新卒から経理へ転職しようと考えている人は、経理の仕事は未経験という場合が多いと思います。
そして第二新卒の経理未経験者を採用する企業は、
・なぜ経理をやりたいと思ったのか?
その理由を知りたいと思っています。
また、
・本気で経理やりたいの?途中で辞めたりしないよね?
と疑問に思っています。
採用側が知りたい「経理をやりたい理由」を明確にし、疑問を解消するためにも、
・履歴書へ経理をやりたい理由を記載すること。
・面接で、経理をやりたい理由を明確に答えられるようにすること。
この2つ行う必要があります。
経理へ転職を考えたキッカケ(簿記の勉強をした、仕事で経理と関わりを持った)などを振り返り、経理をやりたい理由を明確にして転職活動にのぞんでください。
転職活動をしている経緯を明確にする
採用側は、第二新卒で転職活動をしている理由を知りたいと思っています。
現職を辞めて転職活動しているということは、それなりの事情があるはずです。
採用側は、その事情を知ったうえで、自社の経理で仕事をやっていけるかどうか判断しますので、しっかりと転職活動をしている経緯を明確にしておいてください。
例えば、
・現職での業務が自分に合わない
・どうしても経理をやりたいが、現職ではそれが実現できない
といったことで転職活動をするなど、経緯はさまざまでしょう。
その転職活動をしている経緯を履歴書に記載し、面接でもしっかり説明できるようにすることで採用側も安心できます。
転職活動をしている経緯を明確にすることが、転職成功の一歩となります。
簿記の資格を取得する
経理は、簿記という専門知識が必要な仕事です。
そして、この簿記の知識がなければ、経理の仕事を行うのは厳しいと言わざるを得ません。
そのため採用側は、第二新卒を経理で採用する場合、簿記の知識があるかどうかを判断するため、転職者が簿記の資格を保有しているかどうか確認します。
簿記の知識があるかどうか確認するには、簿記の資格を保有しているか?
これが一番分かりやすい!
また、簿記の資格を取得してから転職活動をすれば、
「経理の仕事をしたくて、簿記の勉強をしたんだな」
という思いを伝えることもできます。
簿記の資格取得を通じて、経理の仕事に必要な知識を身に付ける、そして経理をやるために簿記の勉強をしているとアピールもできます。
なお、簿記の資格も種類がありますが、一般的に知られている「日商簿記」を取得するようにしましょう。
第二新卒が転職エージェントを利用するときの流れ
転職エージェントは次の7つのステップで利用していきます。
7つのステップ
1.転職エージェントへの会員登録
2.転職エージェント担当者からの連絡
3.求人の紹介
4.履歴書・職務経歴書のチェック
5.求人に応募
6.書類選考・面接
7.内定
1.会員登録
まずは、各転職エージェントへ会員登録をします。
各エージェント登録先
なお転職エージェントは次の理由で、登録利用はすべて無料となっています。
転職エージェントの登録・利用は無料です
転職エージェントの登録、利用は無料です。
転職エージェントは、「転職者に求人を紹介して企業へ入社した時点で、採用した求人企業から成功報酬を受け取る」
こうしたビジネスモデルのため、転職者は無料で利用できます。
転職エージェントによっては、メールアドレスの他、グーグルやフェイスブックアカウントを使って登録することも可能です。
登録時には、本人情報や経歴もアンケート形式で選択していく場合が多く、登録は簡単です。
また、転職エージェントによっては事前に、履歴書や職務経歴書のファイル(WordやPDF)のアップロードを求められる場合もあります。
履歴書や職務経歴書は、転職エージェントが提供しているひな型や、登録後に自動作成ツールを使って作成することができます。
例えばリクルートエージェントでは、履歴書や職務経歴書のひな型や、自動で職務経歴書が作成できる「職務経歴書エディター」サービスが提供されています。
※リクルートエージェントに登録すれば、職務経歴書エディターが利用できます。
これらを活用して、効率よく履歴書や職務経歴書を作成してください。
※参考記事:経理の転職で知らないと損する!効率よく簡単に履歴書・職務経歴書を作成する方法
2.転職エージェント担当者からの連絡
登録した転職エージェントの担当者より、メールまたは電話で連絡が来ます。
その際、転職エージェント担当者との面談の日程調整が行われます。
日程調整後は、実際に担当者と電話やWeb会議にて面談します。
(転職エージェントのオフィスへ訪問して面談することもあります)
面談では、
・第二新卒で経理の仕事を希望する理由
・第二新卒可の経理の求人状況
・転職に対する希望要件
このような内容を正直に担当者へお話します。
ここでお話した内容が、紹介される求人に反映されますので、わからないことがあったら、その場でしっかり担当者に確認しましょう。
※関連記事:経理の転職では、転職エージェントとの面談が重要!面談で話すべきことを全解説
3.求人の紹介
転職エージェント担当者との面談後は、自分の希望内容に見合う求人が紹介されます。
求人の紹介は数件からはじまり、多い場合は10件以上が紹介されます。
なお求人の内容・応募可能かどうかといった疑問がある場合は、その都度転職エージェントの担当者へ問い合わせてください。
どのエージェントの担当者も、内容についてしっかり回答してくれますので、遠慮する必要はありません。
4.履歴書・職務経歴書のチェック
求人に応募する前には、転職エージェントより履歴書・職務経歴書の添削してもらいましょう。
履歴書・職務経歴書の添削では、
・最低限守るべきルール
・企業側に評価されやすい書き方
などをチェックしてもらえます。
添削された内容を修正することで、書類選考の通過率が上がります。
求人に応募する前には、担当者へ添削をお願いすることを忘れないようにしましょう。
※参考記事:転職エージェントの履歴書・職務経歴書の添削サービスは利用すべき?転職6回経験者が解説!
5.求人に応募
転職エージェントにより紹介された求人を確認したら、その中で応募したい求人を転職エージェントの担当者に伝えます。
なお、応募手続きはすべて転職エージェントの担当者が対応してくれます。
もし、応募後に辞退したい場合は、それについても転職エージェントの担当者が対応してくれますので、安心して求人応募ができます。
6.書類選考・面接
求人の応募後は、書類選考・面接となります。
書類選考で不採用となった場合は、その理由が担当者から伝えられます。
その理由により、自分の不足しているスキルや経験がわかることもありますので、しっかり不採用の理由を確認して、次の転職活動に生かしましょう。
書類選考通過した場合は、面接を実施することになります。
(場合によっては、先にSPIや性格診断テストを実施する場合あり)
このとき、面接を通過するために、転職エージェントが提供する面接対策フォローを受けることができます。
例えば、リクルートエージェントでは、
「面接力向上セミナー」などがオンラインで無料視聴できますので、こうしたサービスを活用することをオススメします。
このようなサービスを活用して、面接力をアップさせれば転職成功に近づきます。
また、面接先の企業の情報をもらったり、面接通過のための方法を教えてもらう場合にも、転職エージェントの担当者へサポートを求めましょう。
面接を通過し、内定を得るためにも転職のプロであるエージェント担当者へ、遠慮せずに相談してください。
※参考記事:【経理の転職】苦手な面接を克服する方法|転職6回経験者が解説
7.内定
無事、企業より内定をいただいた後は、エージェント担当者が企業側と、入社に向けた手続きをしてくれます。
担当者が先方の企業と、年収の確認や入社日の調整を行ってくれますので、自分の希望を伝えましょう。
特に現職の退職手続きなどのしかたについては、転職エージェントの担当者が詳しいので、相談をしながら転職に向けた準備を進めてください。
第二新卒経理への転職Q&A
Q1:第二新卒とは新卒後何年までの人をいうの?
第二新卒とは、一般的に新卒入社後3年程度までの人をいいます。
新卒との大きな違いは、短期間でも社会人経験があるのという点です。
加えて、第二新卒のほうが、教育コストがかからないなどのメリットもあり、第二新卒を採用する企業も増加傾向にあります。
Q2:今の仕事を辞めてから転職活動をはじめた方がいい?
今の仕事を辞めてからの転職活動は、十分な貯金がある場合を除き、おすすめはできません。
転職先が決まる前に退職してしまうと、一定期間の収入が無くなり、不安定な生活になってしまう可能性があります。
とくに、不安定な生活から逃れるためにも「早く転職しなきゃ」と思い、どこでもいいから転職してしまう、妥協してしまうといったことになってしまいます。
結果、自分が思い描いていた転職先とは異なり、転職自体が失敗ということになりかねません。
先に退職してしまうべきか迷ったら、転職エージェントの担当者とも相談することをおすすめします。
転職活動の開始時期は、エージェントの担当者とも相談しましょう。
Q3:転職エージェントはなぜ無料で利用できるのでしょうか?
転職者は、転職エージェントを無料で利用できます。
その理由は、転職エージェントが紹介した転職者の採用が決まると、企業から成果報酬がもらえるからです。
企業側は、転職者を探すための業務を転職エージェントにお願いし、その手数料を成功報酬という形で支払うことになります。
こうしたことから、転職者は特にコスト負担なく、転職エージェントが提供するサービスをすべて無料で利用することができます。
(転職者が利用するサービスの利用料は、求人を出している企業が成功報酬という形で負担していることになります)
転職エージェントのサービスはすべて無料ですので、積極的に利用しましょう。
Q4:転職エージェントは複数利用してよい?
転職エージェントは、複数利用して問題ありません。
むしろ積極的に複数利用してください。
転職エージェントは、それぞれ特徴が異なります。
例えば、経理の転職が得意なエージェントもあれば、IT業界の転職が得意なエージェントもあります。
そして、得意分野の違いによって取り扱っている求人も異なります。
複数の転職エージェントを利用して、できるだけ多くの経理の求人をチェックしてください。
そうすれば、転職の選択肢を広げることができます。
ただし複数利用といっても、あまりにも多いとエージェントとの対応が忙しくなってしまうため、複数利用は3~4くらいのエージェントに登録するのがちょうど良いでしょう。
転職エージェントは複数利用が基本です。
※参考記事:経理の転職ではエージェントを併用すべき!|経理の転職経験者が理由を解説
Q5:転職エージェントを利用すれば、第二新卒でも経理へ転職可能?
第二新卒者は、転職エージェントから紹介される「第二新卒可の経理の求人」を中心に応募すれば転職可能です。
また、第二新卒可の求人を出している企業側も、育成をして一人前の経理担当者になってもらいたいと考えています。
特にこれからが期待される若手経理担当者の数は、どの企業も少ない傾向にあります。
特に若手経理人材が欲しいという企業への転職では、第二新卒が有利となる場合も多くあります。
若手経理パーソンを育てる場合、第二新卒で経理を採用する場合もあります。
Q6:転職エージェントの担当者とはどう接すればいい?
第二新卒の転職の場合、初めて転職エージェントの担当者と接する場合も多いでしょう。
そして、担当者とどのように話をしていけばよいか?不安に思うこともありますが、その点は心配ありません。
転職エージェントの担当者が、しっかり自分の転職希望の内容のヒヤリングや、第二新卒の転職事情をお話ししてくれます。
注意すべき点としては、正直に自分の転職に関する希望を伝えること、経理へ転職したいという思いを伝えることが重要です。
特に、これから経理の仕事を目指す理由をしっかり説明すれば、担当者も納得してあなたに見合う求人を紹介してくれます。
誠実に経理への転職の思いを伝えることで、担当者もあなたの思いに答えたいと考え、転職成功のために協力をしてくれます。
エージェント担当者とは、誠実に対応するのが転職成功への一歩です。
Q7:第二新卒で経理に転職するには資格が必要?
第二新卒で経理へ転職するには、簿記の資格は必須といっていいでしょう。
できれば、日商簿記2級または3級の資格は欲しいところです。
経理の仕事では簿記の知識がないと務まりません。そのため採用する企業側も簿記の知識があることを証明する、簿記の資格を保有して欲しいと思っています。
加えて、表計算ソフトのExcelが使えることを証明するMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)という資格も保有して欲しいところです。
経理の仕事では、データ集計作業で必ずExcelを使いますので、Excelが使えることを証明するMOS資格は、経理の転職で有利になります。
簿記3級・2級、MOSは経理で必要な資格です。
※参考記事:【簿記2級】未経験からの経理の転職にゼッタイ有利!|現役経理部長が解説
※参考記事:経理の転職者に知って欲しい!実は有利な資格「MOS」を完全解説
Q8:すぐ転職するつもりがなくても、転職エージェントを利用していいの?
第二新卒で転職しようかどうか、まだ決めかねている人も多いかと思います。
転職の決断をしていないのに、転職エージェント利用してよいのか?といった疑問もありますが、利用すること自体問題ありません。
転職前に、これからのキャリアを相談するだけでも大丈夫です。
自分に合う経理の求人があるかどうか?確認するために利用するというものOKです。
まずは、転職エージェントを利用してみて、自分は転職可能か?これからのキャリアをどうしたらいいか相談してみましょう。
まずは転職エージェントに登録して、第二新卒の経理転職状況を確認してみましょう。
まとめ
今回は、第二新卒で経理への転職を目指す人に向けて、利用すべき転職エージェントを厳選して7つご紹介しました。
★第二新卒経理・利用すべき転職エージェント
第二新卒経理オススメ【転職エージェント7選】
第二新卒向け転職エージェントは、
・あらゆる業界の経理の求人を紹介してくれるところ
・第二新卒者向けの未経験でも応募できる、経理の求人を紹介してくれるところ
など、特徴が異なります。
そのため、複数の転職エージェントに登録して、多くの経理の求人に応募するのがおすすめです。
経理を目指す第二新卒者は、今回ご紹介した転職エージェントを利用し、経理への転職を成功させましょう。