経理転職のコツ

経理未経験者の志望動機の書き方|現役経理部長が、評価される書き方を解説!

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経理未経験だけど、履歴書の志望動機どうやって書けばいいかわからない…

経理の志望動機、どうやって書けば評価されるかな?

転職の履歴書で記載する「志望動機」。

特に未経験で経理に転職するとき、どう書けば評価されるか悩みますね。

そこで今回は、

経理未経験者の履歴書に記載する、志望動機の書き方について解説します。

この記事では、未経験で経理に転職するとき、どうやって履歴書に志望を書けばよいかを具体的に説明します。

現役の東証一部上場企業経理部長が解説していますので、実践的で採用側から評価される志望動機の書き方がわかります。

経理へ転職しようと考えていて、志望動機の書き方に悩んでいる人は、ぜひ記事をチェックしてみてください。

☞この記事の解説者:経理部IS

・現役上場企業の経理部長です

・私自身、経理の転職を6回経験しています

・中途採用の書類選考、面接官も担当しています

経理未経験の転職で評価される志望動機の書き方

経理未経験の転職で、採用担当者に評価される志望動機は、次の3つの項目を書いてください。

経理の仕事に興味をもった理由を書く

②経理の仕事に生かせるスキルがあることを書く

③スキルを生かして、経理の仕事をしたいということを書く

この3つの項目を志望動機に入れて書くと、採用担当者に、未経験でも経理で仕事をしたいという本気度が伝わるようになります。

その理由について、これから詳しく解説していきます。

経理の仕事に興味を持った理由を書く

採用担当者は、「経理の仕事をしたことがないのに、なぜ経理の仕事をしたいのか」を気にします。

この採用担当者の「なぜ、経理の仕事をしたいのか?」という疑問に対して、経理未経験者は、明確な理由を答える必要があります。

経理の仕事をしたいと考えることになった、理由やきっかけを記載してください。

たとえば、

・営業事務で、売上管理や経費精算の業務に携わったことがきっかけで、経理の仕事というものに興味をもった。

・アパレルで、店舗の売上や利益管理の業務に携わったことがきっかけで、会社全体の売上や利益をとりまとめする経理に興味をもった。

このように、経理の仕事に興味を持った理由やきっかけを志望動機に記載すれば、採用担当者にも経理の仕事をしたいという理由が伝わります。

特に、前職の業務を通じて、経理の仕事に興味を持ったという理由は、非常にわかりやすいです。

そして、採用担当者としても納得しやすいので、志望動機には必ず記載してください。

経理の仕事に役立つ経験・スキルがあることを書く

採用担当者は、「未経験だけど経理の仕事ができるか?」について気にしています。

それに対して、経理の仕事に役立つ経験やスキルがあることを書いて、

・これから経理の仕事をやっていける

・経理の仕事する準備はできている

ということをアピールしてください。

たとえば、

・これから経理としてキャリアを積んでいきたいと考え、日商簿記2級を取得した。

・営業職で、コミュニケーション能力やコストに対する意識の高さを身につけてきた。

・経理の仕事でも必要と思われる、エクセルの操作スキルを磨き、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格を取得した。

このように、経理の仕事に役立つスキルを身につけてきたことをアピールしましょう。

具体的な経験・スキルを記載することで、

これから経理の仕事をやっていけるか

仕事の準備はできているか

ということを、採用担当者に理解してもらえます。

スキルを生かして、経理の仕事をしたいということを書く

経理の仕事に役立つ経験・スキルを書いた後には、

「その経験・スキルを生かして経理で仕事したい」

ということを全力でアピールしましょう。

たとえば、

・営業職で身につけたコミュニケーション能力を生かして、経理部内や他部署と連携して仕事をスムーズに進めていきたい。

・営業事務で実践してきたエクセルを使ったデータ活用の経験を生かして、効率よく経理業務ができるよう対応していきたい。

・これまでの販売職で得たコミュニケーション能力と、資格取得で得た知識を基盤に経理の仕事に挑戦したい。

このように、

・経験、スキルを生かして経理の仕事をやっていきたい

・経理の仕事にチャレンジしたい

ということを書けば、経理の仕事をしたいという本気度が、採用担当者にも伝わります。

未経験だけど、経理の仕事をしたいという本気度が伝われば、「面接してお話を聞いてみようか」となり書類選考通過する可能性も出てきます。

志望動機を書くときは、解説したこの3つの項目を必ず記載しましょう。

経理未経験者が志望動機を書く目的

経理の未経験者は、なぜ経理の仕事をしたいのかを採用担当へアピールするために、志望動機を書く必要があります。

採用担当者は、「なぜ今までの仕事とは違う経理を選んだのか」を知りたいと思っています。

そして、経理の仕事に対する本気度を知りたいとも思っています。

採用担当者は、本当に経理の仕事やりたいのか、途中で嫌になって辞めないか?ということを心配しています。

このように、採用担当者の

・知りたいことを明確にしてあげ、
・不安と思うことを解消する

この2つの目的を達成するために、経理未経験者が志望動機を書く必要があります。

また、この志望動機は、面接でも必ず質問されます。

まず履歴書で、明確な経理の志望動機を書いて、面接でもしっかり答えられるように準備しましょう。

経理未経験者が志望動機を書く目的は、採用担当者の疑問を解消するためです

評価される志望動機を書くために自己分析しよう

経理未経験の転職で評価される志望動機を書くには、次の3つの項目を記載する必要があることを解説しました。

①経理の仕事に興味をもった理由を書く

②経理の仕事に生かせるスキルがあることを書く

③スキルを生かして、経理の仕事をしたいということを書く

この3つを書くためには、

・自分はホントに経理に興味があるのか

・今までの経験・スキルはどういったものがあるか

このような内容について、自己分析をする必要があります。

ホントに経理に興味があるのか?

まずは、なぜ、自分は経理に興味を持ったのか、振り返ってみましょう。

・今までの仕事の中で経理に興味を持った

・友人や知人との交流を通じて経理に興味を持った

このような、経理に興味を持ったきっかけがあると思います。

そのきっかけを思い出して、経理に興味を持った理由について自己分析しましょう。

そうすれば、ホントに自分は経理に興味があるのかどうかがわかり、経理の仕事をやりたいという気持ちも確かめられます。

そして志望動機も書きやすくなります。

また、経理の仕事はどういったものなのかを確認してから、自分はホントに経理をやりたいか自己分析する方法もあります。

具体的な経理の仕事は、以下の記事で解説しています。

参考記事:経理って難しそう…未経験者が気になる経理の仕事内容を、現役経理マンが全解説

こちらの記事で、経理の仕事内容について確認し、

「やっぱり経理の仕事してみたい!」

と思ったら、その経理の仕事をしたいという思いをそのまま志望動機に書けば、本気度が伝わります。

今までの経験・スキルはどういったものがあるか

今までやってきた仕事の経験、取得した資格のなかで、経理の仕事でも役に立ちそうなものはないか自己分析してみましょう。

たとえば、

・エクセルを使ってデータ分析をしてきた

・営業職でコミュニケーション能力、交渉力を身につけた


・海外との取引をで、英語を使って顧客と対応してきた

といった、仕事で得た経験はないか振り返ってみます。

また、

・簿記2級を取った

・MOS(エクセルの資格)を取った


・TOEICで700点を超える点数をとった

などといった資格についても、経理の仕事で役に立つ場合があります。

特に、経理では日商簿記2級やMOSエクセル※の資格が、仕事で役に立ちますので、資格として取っておきたいところです。

※MOS=マイクロソフトオフィススペシャリストという、エクセルが使えることを証明する資格

参考記事:経理未経験者は要チェック!転職に有利な資格は3つ!【現役採用担当が解説】

採用担当者に評価される志望動機を書くためにも、今一度自分の経験・スキルについて自己分析してみてください。

自己分析は難しい!?

自己分析は、実は自分一人でやると意外と難しいものです。

・経理に興味を持った理由

・自分はホントに経理に興味をもっているのか

・今までの仕事の経験、スキルは経理に役に立つか

このような自己分析をすることで、採用担当者に評価される志望動機を書くことができるようになります。

漠然と経理やってみたい、前職での経験は経理に生かせそうだと思っている場合も多くありますが、それだと採用担当者に評価される志望動機は書けません。

さらに面接でも志望動機について評価されず、採用は遠のくばかりです。

しかし自己分析を自分だけで行うと、主観が入って自分の都合のいいように考えてしまい、正しくできないことが多いです。

じゃあ、どうすれば自己分析を、正しく行えますか?

自己分析を正しく行うには、

転職のプロから自己分析のサポートしてもらい、

志望動機の書き方や面接での答え方を教えてもらう

この方法がオススメできます。

たとえば、転職支援サービス 「マジキャリ」では、志望動機を書くために必要な「自己分析」を他人の目から正しく行えるようにサポートしてくれます。

さらに、

・経理の仕事で、将来どうしていくべきかのキャリアサポート

・転職活動スケジュールのアドバイス

・履歴書の書き方フォロー

・内定をもらえるための面接対策フォロー

など、転職成功のために必要な過程のすべてをフォローをしてくれます。

「マジキャリ」 は有料サポートですが、転職に成功してこれからの経理でキャリアアップするための先行投資として考えることもできますので、ぜひ使ってみることをオススメします。

☞ 転職プロ支援「マジキャリ」の無料カウンセリング

まずは、転職支援が自分に合うか、無料のカウンセリングを受けてみるのもいいですね。

志望動機を書く時には、自己分析は必須です!

※関連記事:有料の転職相談・支援サービスを徹底解説!|転職6回経験者が使い方をアドバイス!

経理未経験の志望動機の記載事例

経理未経験で採用担当者に評価される志望動機は、次の3つの項目を書くということを解説してきました。

経理の仕事に興味をもった理由を書く

②経理の仕事に生かせるスキルがあることを書く

③スキルを生かして、経理の仕事をしたいということを書く

ここでは、実際にこの3つの項目を使って書いた、志望動機の記載例をご紹介します。

営業事務から経理へ転職を目指す記載例

ここでは、「営業事務から経理へ転職する場合の志望動機」記載例をご紹介します。

私は、営業事務として、主に営業部全体の売上に関する情報を集約して本部へ報告する業務を担当してきました。

その際、ExcelのVLOOKUPやピボットテーブルを使った集計を行い、自由自在にデータを加工して報告してきたことについて、上司からも評価いただきました。


営業事務の経験を通して、会社の売上管理や利益管理に興味を持ったことがきっかけで、今後経理で仕事をしていきたいと考え、日商簿記2級を取得しました。

エクセルを使ったデータ活用スキルや日商簿記2級の知識を生かして、責任をもって経理の仕事にチャレンジしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

販売業から経理へ転職を目指す記載例

ここでは、「アパレル販売から経理へ転職する場合の志望動機」記載例をご紹介します。

前職ではアパレルの店舗で販売業務を行っておりました。

アパレルの店舗では売上実績や、仕入れ値チェックから販売利益の管理を行ってきましたが、その経験から、会社全体の損益の管理を行う経理に興味を持ち、経理へ転職したいと考えました。


販売職としてお客様に対する誠実な対応を心がけてきた経験を生かし、円滑な社内コミュニケーションを取って仕事を進めていくことには自信があります。

前職での売上や利益管理の経験を生かし、さらに経理に必要なスキルを磨いて貴社の経理業務に貢献していきたいと考えております。

ここでご紹介した記載例からわかるように、3つの項目を使って志望動機を書けば、

採用担当者に、

・なぜ経理をやりたいのか
・これから経理をやっていけるのか

について、理解してもらえることができます。

志望動機を書くときは、ご紹介した記載例をも参考してみてください

志望動機に書かなくてよいこと

志望動機で書かなくてよいことが1つあります。

それは、求人に応募する会社に向けた志望動機です。

たとえば、

・貴社の○○といった、革新的なアイディアをどんどん形にしている事業に感銘を受けた

・貴社は広告会社の中でも、インターネット広告を専門に扱っていることに興味をもった

といった、応募先の会社に対する志望動機は、基本書く必要はありません。

その理由は、

・求人の応募の度に、それぞれの会社に向けた志望動機を書かなければならず、それはかなり手間となってしまうこと。

・経理未経験の場合は、採用担当者としてはなぜ経理なのかを重視して志望動機でチェックするため。

実際のところ、なぜウチの会社に応募したのかという志望動機は、履歴書ではあまり重要視されていませんので、記載はしなくても基本問題ありません。

その会社に応募した動機(理由)については、むしろ面接で確認されることが多いため、書類選考に通過したあとに、面接で答えれるよう、準備をしておいてください。

応募する会社を志望した動機(理由)は、履歴書では書かずに、面接で答えられるように準備しておくのがいいですね

まとめ

今回は、未経験で経理に転職する場合の、志望動機の書き方について解説しました。

経理未経験の転職で評価される志望動機は、次の3つの項目を書くことです。

①経理の仕事に興味をもった理由を書く

②経理の仕事に生かせるスキルがあることを書く

③スキルを生かして、経理の仕事をしたいということを書く

経理未経験者が志望動機を書く目的は、

採用担当者が知りたがっている、「なぜ今までの仕事とは違う経理を選んだのか」を明確にすることです。

そして、「本当に経理の仕事やりたいのか、途中で嫌になって辞めないか?」という採用担当者の心配を解消するために、経理の仕事に対する本気度をアピールするために志望動機を書きます。

また、志望動機を書くには、

・自分はホントに経理に興味があるのか

・今までの経験・スキルはどういったものがあるか

といった、自己分析が必要です。

自己分析は、自分の主観が入り、正しい分析ができないことが多いため、 「マジキャリ」 といった転職プロの支援サポートを受けることもオススメします。

※関連記事:有料の転職相談・支援サービスを徹底解説!|転職6回経験者が使い方をアドバイス!

今回ご紹介した内容を実践し、採用担当に評価される志望動機を書いて、経理への転職を成功させましょう。

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