経理へ転職したいけど、一次面接が突破できない…
面接が苦手…どうやって対策すればいい?
経理への転職を目指して求人応募して書類選考は通過するものの、面接を突破できません。
そんなときは、何かしら面接の苦手理由があるかもしれません。
そして、その苦手理由を解消するためには、面接対策を行う必要があります。
そこで今回は、経理への転職を目指しているけど、面接が苦手という人に向けて、
・面接の苦手理由はなにか
・苦手な面接を克服する方法
この2つについて、詳しく解説していきます。
面接苦手の理由を知って、その対策をすれば、大抵の人は面接の苦手意識を無くすことができます。
そして、最後の関門である面接を突破し、希望する経理職への転職が実現できます。
今回の記事は、経理の転職6回の経験者が、実体験も交えて解説しますので、より実践的な面接対策がわかります。
面接に苦手意識を持っている人は、ぜひチェックしてみてください。
☞この記事の解説者:経理部IS
・現役上場企業の経理部長です
・経理の転職「6回」経験しています
・苦手な面接を克服して、数多くの内定も獲得してきました
「面接が苦手」を克服する方法
「面接が苦手」を克服するには、
・場数を踏んで面接に慣れること
・面接の自己練習をすること
この2つの対策がもっとも効果的です。
2つの面接対策をこなしておけば、第1志望の企業への転職成功率もアップします。
まず「自分はなぜ面接がうまくいかないのか?」「なぜ苦手意識があるのか?」その理由を理解しましょう。
そして、面接が苦手な理由に対して、2つの面接対策を行えば、思っている以上に面接がうまく進めることができるようになります。
まず、面接が苦手・うまくいかない理由を考えましょう。
その後、面接対策を行いましょう。
面接が苦手・うまくいかない理由
私は、なぜ面接が苦手なのかな…
ハッキリ言うと、誰もが面接は苦手と感じています。面接が得意という人の方が少ないのが一般的です。
そして、面接が苦手と感じながら面接を受けていれば、本番の面接はうまくいきません。
では、面接が苦手・うまくいかない、その理由はなんでしょうか?
その理由の大半は、
・歳が離れた人と話慣れていない
・失敗できないというプレッシャー
・面接の準備不足
この3つです。
面接が苦手・うまくいかない3つの理由を確認していきましょう。
歳が離れた人と話慣れていない
特に、20代・30代前半の場合、40後半・50歳以上の面接官との面接は、緊張しやすい傾向にあります。
普段から、歳が離れている人を相手にするような仕事をしているなら大丈夫かもしれませんが、そういう人の方が少ないのが一般的です。
普段は、両親や上司といった、いつも決まった歳が離れた人としか話していないことが多いでしょう。
そうした環境の中で、面接に出てくる部長や役員といった歳が離れた人との面接は、普段とは違い、どのように接すればいいかわからず、緊張してしまいます。
こうした歳が離れた人との話慣れするには、何度も面接を経験する必要があります。
失敗できないというプレッシャー
転職は、自分のこれからの生活、キャリアを決めるものです。
自分の今後の人生にも大きく影響を与えるものです。
そういった、人生も左右するような転職の面接は、失敗できないという思いも強くなります。
この失敗できないという思いが、さらにプレッシャーになり、面接当日に緊張してしまうことでうまくいかないことも多くあります。
このようなプレッシャーに対しては、面接の場数を踏んで慣れること、多くの会社の求人に申込み、失敗しても次があるというくらいの気持ちで臨む必要があります。
面接の準備不足
面接がうまくいかない理由で、一番多いのが準備不足です。
聞かれた質問に対し、どう答えるべきか事前に練習しておかなかったことで、当日オロオロしてしまうということ、よくあります。
面接官の質問に対する回答を、事前準備していなかったことで、
回答に悩み、「沈黙してしまった」
このような状況では、面接に受かることはできません。
面接を成功させるためには、面接前に、面接官の質問を予想し、スラスラ回答できるよう自己練習して準備しておく必要があります。
自分は、なんで面接が苦手か・うまくいかないか、思い返してみましょう。
それを踏まえて、対策を考えていきます。
苦手な面接を克服する方法
苦手な面接を克服するには、2つの方法を実践しましょう。
・場数を踏んで面接に慣れること
・面接の自己練習をすること
この2つを実践すれば、ほとんどの人は面接慣れすることができ、面接本番でもスラスラ回答できるようになります。
私も、実際に実践して、その結果面接が得意になりました。
転職の度に、複数社内定を得ることができるようになりました。
場数を踏んで面接に慣れること
面接の苦手意識をなくすには、慣れることが重要です。
そして、面接に慣れると、かなりの確率で面接が得意になってきます。
面接に慣れるためには、どんなことすればいいのかな?
場数を踏んで面接に慣れるためには、次の3つの方法を実践することをオススメします。
☞面接に慣れるための方法
・転職エージェントの面接対策サービスを利用する
・できるだけ多く応募し、面接を受ける機会を得る
・できれば5社以上の面接を受ける
面接に慣れるための方法を解説していきます。
転職エージェントの面接対策サービスを利用する
面接の経験が少ない人は、転職エージェントに登録して、
・担当者より、面接に向けたアドバイスを受ける
・転職エージェントが提供している模擬面接サービスなどを受ける
この2つのサービスを受けましょう。
転職する場合、今や当たり前に転職エージェントを利用しますが、エージェントでは、面接対策の一環として、模擬面接をして面接に慣れようというサービスを提供しているところがあります。
たとえば、転職エージェントdodaでは、実際の面接の雰囲気を味わえるように、本番に近い模擬面接を受けることができます。
さらに、オンラインでの模擬面接も対応しており、直接会場に行かず、効率よく模擬面接サービスを受けられます。
この模擬面接を受けると、
・模擬面接が受けることで、実際の面接がどのように進んでいくかがわかります。
・面接のなかで、質問に対してうまく回答できない箇所などもわかり、本番前に自分の苦手箇所を修正しておくこもできます。
(模擬面接では、転職エージェントから、面接のどこに問題あったかも教えてくれます)
面接がどう進むのかわからないと緊張しますが、事前に面接の流れを理解しておけば、本番での緊張を緩和させることもできます。
また、事前に面接での自分の苦手箇所を修正しておけば、本番の面接ではうまく立ち回れるようになります。
私は、dodaの模擬面接サービスを活用して、事前に面接対策をしました。
模擬面接のサービスだけでは、完全に面接に慣れることは難しい
転職エージェントの模擬面接サービスは、一般的な面接の流れを理解するのに役に立ちます。
しかし、本番の会社面接では、変則的な質問も出てきますので、模擬面接サービスだけで、完全に面接に慣れることは難しいと言えます。
特に、未経験で経理へ転職をする場合、初めての転職といった場合には、転職支援サービスを利用して、面接対策も万全にすることも考えていいでしょう。
最近では、
・転職に失敗しないために、
・内定を多く取って転職成功させるために、
有料で転職のプロからサポートを受けられる、転職支援サービスを利用する人が増えてきました。
例えば、20代、30代の転職をサポートする 「マジキャリ」 は、 年間3,000名以上の転職相談・支援を行っているという実績があり、 未経験の仕事への転職をめざす人・転職初心者が多く利用しています。
転職プロによる転職支援サービスでは、面接対策についても、
・採用側に評価される質問
・答え方や言ってはいけない回答はなにか
など、具体的な指導をしてもらえますので、転職成功のためにはかなり有益なサービスとなっています。
面接官から評価される質問の答え方など、面接テクニックについても相談できる人がいるとかなり助かります。
転職支援サービスでは、面接対策はもちろん、自己分析・企業研究・求人の選定といった転職活動の全工程をフォローしてくれます。
面接対策含め、転職活動の全工程をフォロー受けて転職成功を目指そうと考えている人は、転職支援サービスの利用も検討してみましょう。
※転職支援サービスの利用は有料となります。まずは、無料カウンセリングを受けて、具体的なサービス内容を確認することをオススメします。
※関連記事:有料の転職相談・支援サービスを徹底解説!|転職6回経験者が使い方をアドバイス!
できるだけ多く応募し、面接を受ける機会を得る
苦手な面接を克服するためには、何度か本番の面接を受けて慣れる必要があります。
そのためには、面接の機会を得るため、できるだけ書類選考に応募する必要があります。
・気なる会社へどんどん応募する
・あまり興味がない会社でも応募してみる
そのうち数社でも書類選考が通れば、面接を受けることができます。
様々な会社で、面接を受けるためのポイント
面接慣れするために、ただやみくもに、面接を受ける機会を増やすのは問題です。
戦略的に、面接慣れする必要があります。
☞戦略的に面接慣れするポイント
●第1希望の会社の面接を受ける前に、あまり興味がない会社で面接を受けておく
●先に興味がない会社で面接慣れできるよう、スケジュール調整をしっかり行う
この2つのポイントを重視して、面接を受ける機会を増やしましょう。
あまり興味がない会社であっても、最初に面接を受けて、本番慣れしておくのもアリです。
いきなり、第1志望の会社で面接しても、緊張して失敗する可能性があります。まずは他の会社で慣れてから、第1志望の会社の面接を受けることをオススメします。
※そのときは、あまり興味がない会社から面接を受けて、本番慣れできるよう、スケジュール調整をしてください
このように、「第1希望の会社に受かるために、他の会社で面接練習する」という戦略を取ることも必要です。
できれば5社程度の面接を受ける
前述では、「面接を受ける機会を増やしましょう」という解説をしました。
実際、どれだけ面接受ければ慣れてくるかなあ・・・
面接を受ける機会を増やすのはいいけど、どれだけ面接受ければいい?といった疑問があるかと思います。
結論、5社受ければ、に面接に慣れることができます。
・3社で、だんだん慣れてくる
・5社を超えると、面接の流れやパターンがつかめ、そんなに緊張しなくなる
個人差にもよりますが、このような感じで、5社あたりでひと通りの面接パターンを経験することができ、過度に緊張することもなくなります。
こちらの「面接に慣れてきたな」と感じられたのは何社目くらいを受けたときでしたか?というアンケートでも、3社から5社という回答が多くありました。
出典:「マイナビ「慣れてきたな」と感じたのは何社目だった? 経験者の本音」より
おおよそ、3社あたりの面接で慣れはじめて、5社でコツをつかんでくるような感じになります。
まずは、5社受けて面接慣れしてから、志望する会社への面接に臨むのが理想です。
私も3、4社で面接に慣れ始めました。5社を超えたあたりからは、ほとんど緊張せず、スラスラ話すことができました。
面接に慣れたらわかること
5社以上の面接を受け、場慣れしてくると、
①面接パターンがわかり、緊張することが減ってきます。
②たいていの質問にも答えることができます。
③癖のある面接官も気にならなくなります。
④ちょっと変わった質問にも対処することができます。
このように、面接対応ができるようになります。
こうした面接対応ができると、面接官からも評価されるようになり、内定獲得に近づきます。
やはり、転職に成功するには、「場数を踏んで、面接慣れする」これが重要です。
積極的に、面接を受ける機会を得て、場数を踏んで面接に慣れましょう
面接の自己練習をすること
面接の自己練習ってどうやればいいんだろ?
面接は、場数を踏んで慣れることも必要ですが、自己練習もやっておくべきです。
面接の自己練習するためには、次の3つを実践します。
・経歴と自己紹介を話せるようにしよう
・一般的な質問に対する回答を準備しよう
・効率的な方法で自己練習を続けよう
ここからは、3つの自己練習について解説していきます。
経歴と自己紹介を話せるようにしよう
面接を受けるとき、一番重要なこと、それは面接の最初に述べる「自分の経歴と自己紹介」です。
最初に「自分の経歴と自己紹介」を述べるとき、
・頭が真っ白になって度忘れしてしまった・・・
・当初思っていたとおりのことを話せず、つまずいてしまった・・・
こんなことがあると、面接は失敗に終わってしまいます。
さらに、最初に「自分の経歴と自己紹介」をスムーズに話せなかった場合、
・「失敗した、ちゃんと話できなかった・・・」
・「もっとこうしていればよかった・・・」
と悔やんでしまいます。
面接の最初に失敗して、そのまま失敗を引きずってしまわないように、「自分の経歴と自己紹介は、必ず自己練習」しておきましょう。
具体的には、
・履歴書・職務経歴書の経歴、自己紹介の主要部分を抜粋
・抜粋した箇所を、話し言葉に置き換えて、暗記用メモを作る
この2つを実践してください。
そして、暗記用メモを持ち歩いて、空き時間などを使って、実際に話すという自己練習します。
人がいないところで、一人言葉に出して繰り返し話すという練習が効果的です
一般的な質問に対する回答を準備しよう
面接の自己練習で必要なのは、一般に面接で聞かれそうな質問を洗い出します。
質問の洗い出しは、履歴書・職務経歴書にも記載されている内容をピックアップします。
例えば、
・長所、短所
・志望動機
・自己PRなど
これらは、必ず面接時に質問される内容です。
最低限答えられなければならない内容については、スラスラ話せるようにしておくべきです。
練習の方法は、経歴・自己紹介と同様、
・履歴書・職務経歴書の経歴、自己紹介の主要部分を抜粋
・抜粋した箇所を、話し言葉に置き換えて、暗記用メモを作る
この2つを実践して、実際に話すという自己練習します。
ここで重要なのは、志望動機です。
特に、未経験で経理へ転職する場合など、志望動機は必ず質問されます。
自分はなぜ、経理をやりたいのか、しっかり説明できるように準備してください。
経理の仕事をしたいという強い思いを面接官に伝えることができれば、面接突破できる可能性が高まります。
※参考記事:経理未経験者の志望動機の書き方|現役経理部長が、評価される書き方を解説!
さらに、経理の転職で質問されそうな内容についても、事前に確認しておきましょう。
質問されそうな内容に対し、どう回答するか事前に話せるようにしておけば、面接本番ではスラスラ話せるようになります。
経理の面接で質問される内容については、以下の記事でくわしく解説していますので、参考にしてください。
※参考記事:経理未経験者が面接で聞かれる質問は?【現役経理部長がしている質問を大公開!】
効率的な方法で自己練習を続けよう
面接の自己練習ってどんな感じでやればいいのかな?
面接の自己練習の中でも、より効率的な練習方法は以下のとおりです。
・自宅で椅子に座って、目の前の面接官を想像しながら、一人声を出して話す
・電車の中で、声を出さず繰り返し話す
・ジムで、筋トレの休憩中に、声を出さず繰り返し話す
・車の運転中、一人声を出して話続す
このような練習は、場所を選ばずに、いつでもどこでも練習ができますので、効率よく面接の自己練習ができます。
とくに「経歴と自己紹介」と「質問に対する回答」を一人で話し続けるといった練習は、続けていくといつの間にかスラスラ話せるようになり、練習効果もあります。
面接の練習はどこでもできます
空き時間を活用して、効率よく練習しましょう
まとめ
今回は、
・面接の苦手理由はなにか
・苦手な面接を克服する方法
について解説しました。
面接の苦手な理由の多くは、
・歳が離れた人と話慣れていない
・失敗できないというプレッシャー
・面接の準備不足
ということがほとんどです。
それに対し、
・場数を踏んで面接に慣れること
・面接の自己練習をすること
といった面接対策をすることで、苦手な面接も徐々に得意になっていきます。
まず、場数を踏んで面接になれるには、以下の3つを実践しましょう。
・転職エージェントの面接対策サービスを利用する
・できるだけ多く応募し、面接を受ける機会を得る
・できれば5社以上の面接を受ける
特に、転職エージェントdoda(デューダ)の模擬面接サービスは、実践的でオススメできます。
この模擬面接を利用するために、dodaへ登録するのもいいでしょう。
合わせて、以下の面接の自己練習もしましょう。
・経歴と自己紹介を話す練習
・一般的な質問に対する回答を準備する
・効率的な方法で自己練習を続ける
特に、経理の転職で聞かれる質問の中でも、志望動機は重要です。
事前に、どうやって志望動機を答えるか準備しておきましょう。
※参考記事:経理未経験者の志望動機の書き方|現役経理部長が、評価される書き方を解説!
自己練習して、場数を踏んで面接には慣れたけど、なかなか結果が出ない場合もあります。
このようなときには、また別の問題がないか検討します。
例えば、
●面接での話し方
●面接での表情
●面接での態度
●面接での身だしなみ
といったその人のイメージに関することは、面接に受かるために必要なことです。
このような自分のイメージについても、問題ないか確認して面接対策をする必要があります。